アイドルイベントで「最前管理組合」が暴力沙汰! 悪質ファンの徹底的締め出し求められる
#アイドル
1月2日と3日に東京お台場エリアで行われたアイドルイベント『TOKYO IDOL PROJECT × @JAM ニューイヤープレミアムパーティー2019』(NPP)にて、観客による暴力事件が発生。運営が、警察に通報する事態となった。アイドル事情に詳しい芸能ライターはこう話す。
「オールスタンディングの会場の最前列エリアを占拠するファンの集団がいて、その集団が別のファンに対し、暴力的な形で場所を奪ったということのようです。ちなみに、そういった集団は『最前管理組合』などと呼ばれ、最前エリアに行きたいファンから金銭を取るケースもある。かなり悪質な集団です」
今回の暴力行為に対し、NPPを運営するTOKYO IDOL PROJECTと@JAMは1月2日、公式サイトや公式Twitterで「本イベントにおいて悪質な暴力行為が発生した為、誓約書にて対応、また悪質なものは警察へ通報し被害届けを提出いたしました」(原文ママ、以下同)と報告。さらに「今後も場内警備の強化を行い、暴力行為を発見した場合には、即退場、悪質な場合は即刻警察に通報致します」としている。
「最前エリアを占拠する悪質なファンの暴力行為は以前からありました。本来であれば、運営サイドはもっと早く対応すべきだったと思います。今回は暴力行為を撮影した動画がTwitterで拡散したことで、こういった形で強く対応せざるを得なくなったという側面があるのも事実です」(同)
さらに6日、今回の事件に対し、アイドルグループ「26時のマスカレイド」の公式サイトにて、「1月2日出演しましたイベントでの、いつも26時のマスカレイドのLIVEに来てくださってる、一部お客様が他のお客様への暴力行為を確認したため、該当のお客様は今後26時のマスカレイドのLIVE・特典会への出入りを禁止致します」と発表された。つまり、暴力事件の犯人の一部が26時のマスカレイドのファンであったことが明らかになったのだ。
「暴力行為に及ぶようなファンを出入り禁止にするのは、当然の措置であると思います。しかし、今回の事件は複数のアイドルグループが出演するイベントで起きたことであり、1つのグループのライブに出禁になったとしても、その悪質なファンがほかのグループのライブに行って、同じような暴力行為に及ぶ可能性は高い。自分たちのグループの現場を守るという意味では26時のマスカレイドの運営の措置は間違っていないのですが、根本的な解決にはなっていません」(同)
悪質なファンを締め出すには、グループの垣根を越えた対策が必要となるのだ。
「まずは、イベントの運営サイドで悪質なファンを特定し、その顔写真や名前、特徴などを各アイドルグループの運営と共有しなくてはならない。そのうえで当該ファンを対バン、単独かかわらず、あらゆるアイドルイベントへの出入りを禁止にするべきです。これは単なる暴力事件であるだけでなく、アイドル運営に対する業務妨害でもありますからね。アイドル業界全体で、徹底的に潰していく必要があるでしょう」(同)
ただでさえブームが終わり、人気が低下しているといわれている女性アイドル。そのうえライブで暴力を振るうファンがいるとなれば、集客にも影響するだろう。業界全体のことを考えればこそ、悪質なファンを完全に締め出す必要がありそうだ。
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