傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.27
なぜそれを大きくする必要があるのか?「愛の南京錠」
2019/01/14 16:00
#韓国珍スポ探訪記
観光地のフェンスや橋などに、南京錠が鈴なりに掛かっているのを見たことはあるだろうか。恋人たちが永遠の愛を誓って鍵をかける「愛の南京錠」は、ウィキペディアによればヨーロッパでは2000年代初頭に始まり、パリのセーヌ川がその代表格。
こうしたスポットは世界各地にあり、日本でも愛知県の野間埼灯台や神戸市のビーナスブリッジが名所と知られている。一方で、景観や安全性の問題から、撤去を進めるところも少なくないとか。
こちら韓国では、2000年代後半にNソウルタワーが愛の南京錠のメッカとなり、その人気にあやかって各種観光地に南京錠をかけるスポットが乱立。さらには駅の待合所や高速道路のサービスエリアにまで、愛の南京錠が侵食する始末となっている。
そんな愛の南京錠大国・韓国において、常軌を逸した南京錠スポットに出会ってしまった。場所は以前「ラブキャッスル」(参照記事)を取材した慶州(キョンジュ)市だ。筆者は韓国にごまんとあるタワーを探訪する本を韓国で出版しており、今回は最近できたばかりのタワー「柱状節理展望台」をチェックしに訪れたのだが、そこの周辺地図に書いてあった「愛の南京錠」スポットが、おかしなことになっているのだ。
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