TV情報誌記者が独断で選ぶ「年末年始で面白かったTV番組」5選
#テレビ
【4】「ネットで紅白よりも話題になった番組名」『平成ネット史(仮)』(NHKEテレ 1月2日・3日)
平成も終わろうかという今、(ほぼ)平成に登場したインターネットという文化を振り返ろうというこの番組。ホリエモン、“ブログの女王”眞鍋かをり、ニコ動出身のヒャダインなどをゲストに迎え、「Windows 95」「キリ番ゲット」「ダイヤルアップ接続」「テキストサイト」「2ちゃんねる」などから、SNS、スマホなど現代までをたどったこの番組は、内容が内容だけに、ネットでは大騒ぎになりました。ツイッターの書き込み数は、放送時間が4時間半の『紅白歌合戦』がおよそ14万件だったのに対し、わずか1時間の『平成ネット史(仮)』は11万件に。あまりの反響の大きさに、Eテレではさっそく再放送が決定され、さらにリアルイベントの開催も発表されています。
【5】「『アンナへ』 梅宮辰夫がテレビカメラに向かって遺言を残す」『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』 (TBS系 1月4日)
梅宮辰夫の立ち会いのもと、娘・アンナの危なっかしい恋愛遍歴を振り返るというこの番組。話の中心は長い間マスコミをにぎわせた羽賀研二でしたが、辰夫からいきなり立浪和義(元・中日。かつて不倫が報じられた)のエピソードが飛び出し、「誰の話してるの?」とアンナが慌てて止める一幕もありました。そして、
「(羽賀の借金を)8000万円返した」
「アンナの子供時代の家庭教師が安岡力也」
「隔世遺伝で辰夫にそっくりなアンナの娘」
など、見どころが尽きないシーンが続くなか、番組のエンディングでは、
「優しいアンナ。心根優しいアンナ。そういうお前を心してください。それをお前が『うん』と言えたらじぃじはね、安心してあの世へ行ける」
と、涙を目ににじませながら、アンナへのメッセージを残す辰夫の姿が登場。「早くいなくなっちゃった方がいいのかな」と弱気なコメントも残した辰夫ですが、80歳なんてまだ若いですよ!!
【番外】「見た人誰もが突っ込んだハンカチ王子への一言」『消えた天才 ★松井秀喜&松岡修造が完敗した天才大追跡!新春3時間SP★』 (TBS系 1月3日)
活躍しつつも姿を消した人物を追う『消えた天才』。正月特番では、田中マー君との対決で大フィーバーとなった“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹がいた早稲田実業のナインたちの今を追いました。早実ナインはいずれも社会的に完全な“勝ち組”ばかりですが、斉藤とともに早稲田大学の野球部に入部しつつもすぐに退部してしまった選手のVTRを見た斉藤の目には、「一緒にプロに行きたかった」と涙が浮かびます。しかし冷酷な野球ファンからは、「お前が“消えた天才”だろ」との声が……。なお、涙を浮かべる斉藤の手にハンカチはありませんでした。
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