TBSはブラック企業? また“エース格”が……吉田明世アナ、フリーへ!
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昨年末、TBS・宇垣美里アナウンサーが3月いっぱいで退社すると複数のメディアが報じたばかりだが、同局の“エース格”といえる吉田明世アナも1月末で会社を去り、フリーに転身することが明らかになった。
4日、吉田アナは自身のインスタグラムで退社を報告。6日放送の『サンデー・ジャポン』に生出演し、昨年5月に第1子を出産したことが退社のきっかけになったとし、今後について「娘の成長を見守りながら、自分のペースで仕事をしようと思っています」と話した。
現在、有給休暇を消化中で、2月からフリーとして活動予定だという。「呼んでいただけるなら、どんな番組でも出演したいです。TBSで経験できなかったことをやっていきたい」と先を見据えた。所属先については「これから検討していきたいと思います」として、明言を避けている。
吉田アナは2011年入社で、8年目の30歳。田中みな実アナがフリーに転身して以降、朝の情報番組『ビビット』をはじめ、『サンデー・ジャポン』『爆報! THE フライデー』などの人気番組を担当し、まさに大車輪の働きを見せた。
私生活では16年10月に大手広告代理店勤務の一般男性と結婚。翌10月には『サンデー・ジャポン』生放送中に体調不良を訴え、途中退席。原因は過労による貧血とされたが、当時、吉田アナは帯番組を含め、「週6勤務」を余儀なくされており、同局の“ブラック体質”ぶりが物議を醸した。その後、同局は吉田アナの負担を軽くして、世のバッシングをかわそうと躍起になったものだ。
同12月にも、再び同番組の生放送中に途中退席し、妊娠していることを発表。昨年3月をもって産休に入り、同5月に女児を出産した。“エース格”である吉田アナが、育休から復帰すら果たさぬままフリー転身に至ったのは、同局にとっては大きな痛手だ。
近年同局では、田中アナ、枡田絵理奈アナといった“エース女子アナが次々に退社。そのほかにも、小林悠アナ、久保田智子アナ、佐藤渚アナが退職した。男性では、昨年3月に安東弘樹アナが退社、フリーに転身したが、特に女子アナが退社する負の連鎖が止まらない。
「女子アナの退職には、それぞれの事情があるでしょう。民放では、結婚しても離職率が低いのがテレビ朝日で、仕事を続けやすい環境が整っているといいます。その点、TBSでは人気アナに仕事が集中する傾向があるなど、『ブラック』といわれるような体質があります。それが女子アナの離職につながっているといっても過言ではないでしょうね」(テレビ関係者)
むろん同局とて無策ではなく、毎年女子アナの採用に積極的で、昨年4月には良原安美アナ、田村真子アナ、宇賀神メグアナと3人の美形女子アナが入社した。だが、若手が育つまでには時間がかかり、立て続けに人気女子アナに去っていかれては、追いつかない。同局は体質改善を図らない限り、女子アナの退社に歯止めがきかなくなるかもしれない。
(文=田中七男)
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