トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 「パパ活」アプリ利用者の実態

会員数30万人のpaters利用者に聞く!「パパ活」アプリって実際のところどうなの?

 渡部篤郎主演、野島伸司脚本でドラマ化された『パパ活』(2017年)のヒット以後、「パパ活」という言葉がすっかり世間に定着し、パパとの出会いの場を提供する「パパ活」系サイトやSNSアプリが多数登場した。patersはそんな「パパ活」アプリの中の老舗的存在。会員数は現在30万人を超える。

 登録後は気になる相手を見つけ、“いいね!”を送り、相手から“いいね!”が返ってくるとマッチング成立というシンプルなシステムで、メッセージを通じて関係が深まると外で会うなど、2人だけの関係をスタートさせることができる。

 会員の約70%は女性。しかもその平均年齢は24歳以下と、驚くほど若い。対照的に男性は40代から50代の男性が多く、そのほとんどが経営者。年収3億円を超すような大企業の社長なども在籍しているという。どんな男性や女性がこのアプリで「パパ活」を楽しんでいるのか。今回はpatersの実際の登録者を直撃。「パパ活」アプリへの登録のきっかけや、「パパ活」ライフの感想など詳しく話を聞いてきた。

●男性会員の鈴木さん

 最初に紹介されたのは男性会員の鈴木さん。年齢は40代後半。ジャケットをカッコよく着こなした180センチ以上の長身の男性で、見た目はどこか往年の吉田栄作を彷彿とさせるような、爽やかで、かつ男気のある印象。WEBの広告系の会社を経営しているといい、年収は正確な額は教えてもらえなかったが、数千万円とのこと。

──「パパ活」アプリとの出会いのきっかけは、なんだったんですか?

鈴木 アプリストアでいろんなアプリを使いながら、こういう出会いの場所を探している時にpatersに辿り着いたんです。「パパ活」をしたいというより、キャバとかガールズバーとかにいないような人と出会ってみたいと思ったのがきっかけです。出会い系サイトとも違うし、きちんと段階を踏んだ上で人とお会いできるのがいいなって。桜井幸子みたいな女性がいればいいなって思っていました(笑)。

──ガールズバーやキャバクラにはいない普通のタイプの女の子に何を求めているんですか? 遊ぶならもっと他にも口説きやすい女性がいると思うのですが。

鈴木 経営者はみんなそうだと思うんですけど、何かしら癒しを求めていたり、リアルな生活の場所とは違う何かにすがりたい気持ちがあるんですよ。家族でも仕事でもない場所によりどころを見つけたいっていう気持ち。人によっては、その対象はスポーツだったり、車に向くんでしょうけど、わたしの場合はむしろこういう場所、そこに集う普通の女の子に向いたんです。

──アプリに入って、今までどれくらいの子と会ったんですか?

鈴木 1年くらい経ちますけど、アプリ内では結構な人数とマッチングできていますね。そこからメッセージを重ねて、合いそうだなと思った子たちとお食事したり、遊びに行ったり、実際にお会いした人数はまだ何名かですが、います。その中に定期的に会っている子もいますね。

──会ってみてどういう子が多かったですか?

鈴木 いろいろです。でもしっとりした感じの雰囲気の人が多いなって。キャッキャしていない子。そのへんは想像していた通りでした。

──何歳くらいの女性が多かったんですか?

鈴木 自分の場合は、下は24歳くらい。上は30歳の方だったかな。びっくりしたのは、patersにいる女性は見た目はすごくきれいな人が多いんです。そこは利用してよかったなと思います。桜井幸子さんクラスはさすがにいなかったですけど(笑)。でも、近い雰囲気の方は結構いましたよ。

──会ってみて、やっぱり若い子が相手ということで、世代ギャップに苦しむこともあるんじゃないですか?

鈴木 しょっちゅうですよ。カラオケで歌う歌とか。ドラマの話をして「そのドラマ知らない」って言われちゃったり(笑)。でも、そんなことは最初からわかっていましたし、割り切って遊んでいますよ。

──会う時はどんな場所で会うんですか?

鈴木 食事を一緒にすることが多いです。食事して話をしているときが一番楽しいです。会いにいくまでもワクワクしますしね。

──女性をものにしたいとか、体の関係を持ちたいとか、そういう下心ももちろんあるんですよね?

鈴木 そういう目的なら、そういうお店や、そこに特化したアプリに登録し直した方がいいんじゃないですか。自分の場合は少し違いますね。キスが目的、エッチが目的というわけで登録しているんじゃないんです。映画に行くのと一緒。若い女性との時間を、とにかく楽しんでいたいということなんです。

──出会って、最終的にはどのあたりにゴールを設定しているんですか?

鈴木 癒されたいということで始めたので、そこじゃないですか。自分が満足したいという気持ちより、女性の役に立てればという気持ちでやっているんです。これは本当ですよ。自分と出会うことで相手が幸せな気持ちになってくれたらうれしいなって。自分としても普段職場や、遊びに行くお店では出会えないような女性たちと会えて、それだけで楽しいと思っていますので。ゴールとかは考えていないですね。

──会う女性の側は、どんなことを求めて会いに来るんでしょう。

鈴木 お手当は前提としてあると思いますが、たぶん、非日常なんじゃないかなと思っています。自分たちでは背伸びしても行けないようなところに遊びに行きたいのかなって思って、遊ぶ場所や食事をする場所を選んで遊ぶようにしています。

──具体的にどんな場所に遊びに行っているんですか?

鈴木 そんなに特別な場所でもないですよ。例えばゴルフをしたり、海に行ったり、経営者仲間との飲みの場に誘ったり。クルージングとかも結構喜びます。

──1回の食事代はいくらくらいかけているんですか? 「パパ活」というくらいだから高いんでしょうか

鈴木 1万5,000円くらいかな。「ぐるなび」とかに出ていないお店をあえて選んで行っていますよ。会員制のところとか予約制とか。

──デートのときは乗る車とかも気を使うんじゃないですか。女の子も「パパ活」相手で相手の乗る車にうるさかったりしますか?

鈴木 そんなことないですよ(笑)。庶民的ですよ。ワーゲンに乗っています。例えば着けている時計とか、そういうものの銘柄に気をつけるより、もっと根本的なことを彼女たちも見ていると思うんです。清潔にしているかとか、身なりにきちんと気を使っているとか、そういうことを見ていると思います。

──最後に、これからアプリを使おうと検討している人にアドバイスを。

鈴木 ようこそ、と言いたいですね。援助とか、婚活とも違った世界。きっと自分の世界を広げるきっかけになると思いますよ。

12
ページ上部へ戻る

配給映画