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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 20代女性が7割の「パパ活」アプリ

男性はハーレム?マッチングアプリpatersは20代女性が7割の天国アプリだった

──ちなみに会社の収益は、どこで得られる仕組みになっているんですか?

日高 アプリ内で男性が女性とマッチングしてメッセージをやりとりするという段階になったときに、「メッセージし放題プラン」という形で月額会員に入ってもらうんです。そこで頂く月額1万円が会社の収益になります。

──価格設定として1万円という値段は高いんですか、安いんですか?

日高 決して安くないと思います。ただ、この価格設定で無理なく払えるというフィルターの役割にもなっているということもあります。

──経済力のある人じゃないとpatersを利用するのは、なかなか難しいですもんね。

日高 そうです。でも、必ずしもすごいお金持ちである必要はないと思っています。最近では普段自分ができないような体験をさせてくれる人とか、自分の将来につながる出会いを求める女性も増えてきました。将来事業をやりたいと考えている女性が、人脈を増やしたいとか、普段接することができない年上の社会的地位もある男性と出会って経験値を上げたいとか、いろんな目的でpatersを利用している方がいます。

──具体的にどんな男性が登録しているんですか?

日高 ベンチャー企業の社長さんから、本当にみなさんが知っているような大企業の社長さんまで、登録している男性はやっぱり経営者の方が多いです。ただ最近は敷居が下がってきたのもあり、サラリーマン方の登録も増えてきました。

──逆に女性はどんな方の登録が多いんですか?

日高 よく誤解されるんですけど、例えば登録している女性というとキャバ嬢タイプの派手な子がほとんどだと想像すると思いますが、普通の女子大生タイプ、アイドルでいえば乃木坂46の子たちのような、清純なイメージの女性の方が多いと思います。

──女性はこのアプリを通じて、どんな男性と出会おうと考えているのでしょう?

日高 ここは男女の出会いの場ではあるけど、最終的に結婚したいとか、そういう「婚活」の場とは少し違うんです。夢を応援する男性と夢を追いかける女性のマッチングアプリですので、夢を持った女性を優しく応援してくれるような、そういう男性が求められているんです。その人の人間性や人生経験の豊かさ、キャリアこそが登録女性の考える理想の男性の条件になると思います。

──年収の低い人は、ここではあまり相手にされないということでしょうか。

日高 それもまた違っていて、年収は低くても、これから有望な男性とか、お金以外の部分で何かを与えられる人は、年収の高い人同様人気があります。若い女性の話を聞いたりするのが得意な人、美容系に勤めているとか、若い女性に何かお金以外の知識などを与えることができる人とか。

──アプリの中だけでなく、実際に都内で会場を借りてオフラインのパーティなども行われていると聞いたのですが。

日高 会員限定のオフラインイベントを積極的に展開しています。男性会費は2万円、女性は2,000円で募集し、約150人の方々に参加頂いたパーティもありました。実際にお話しして一緒にお食事をしたりお酒を飲んだりする会なんですけど、マッチング率もすごく高かったです。パーティでは、むしろ男性より女性の方が積極的な感じ。すごく盛り上がるんです。

──マッチングアプリはほかにもありますが、他社、競合との差別化についても教えてください。

日高 patersは男女比が3:7で女性が多く登録されています。その点がまず、他社に対してのアドバンテージになっていると思います。あと、最近たくさん出てきたマッチングアプリでは年齢確認が不十分だったり、SNSで過激な広告を出していたり、法的な部分での管理が行き届いていないようなところが多いんです。弊社は、そこはクリーンでホワイトなイメージで運営しています。運転免許やパスポートを使った年齢確認や、事前審査をしっかり行った上でカスタマーサービスも最善のものを用意しているんです。トラブルになりそうなユーザーも中にはいらっしゃるんですけど、そこは24時間365日パトロールをして、安全性に関してもしっかりした対応をしています。

──今後はどんなふうに展開を広げていきたいですか?

日高 とにかく今努力していることは、女性の側の成功例をどんどん増やすこと。素敵な出会いを通じて自分の夢が叶ったとか。たとえば将来ネイルサロンを開きたいと考えている女性がいたとしたら、patersを通じて人脈を広げ、さまざまな経営者層の男性との出会いから、ノウハウを得たり、将来の取引先を見つけたりといった事例が生まれればいいなと思っているんです。実際にそういった成功例は少しずつ増えているのですが、まだまだもっと多くの人を幸せにしたいと、わたし自身考えているんです。今は都内の利用者が多いですけど、地方展開にも力を入れて、いずれは海外にも進出したいと考えています。
(取材・文=名鹿祥史)

●paters公式Webサイト
https://paters.jp/

最終更新:2019/12/03 12:56
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