トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ  > 2019年アイドル界、勝手に大予想
“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.21

新時代の幕開けにアイドルはどんな景色を見せてくれるのか?――2019年アイドル界勝手に大予想

『3年A組―今から皆さんは、人質です―』公式インスタグラム(@3a10_ntv)より

■女優系アイドルの攻防

 女優業に関して注目したいのは、昨年、アイドルグループの解散や卒業が相次いだことにより、ソロ活動を始める人が多くなったことだ。

 それらの中から、ドラマで活躍する人が出てくるのではないかと思っている。乃木坂46を卒業した西野七瀬は、昨年放送されたドラマ『電影少女 ~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京系)も高評価であったし、欅坂46卒業の今泉佑唯は、事務所をエイベックスに移籍し、本格的に女優活動を始めることとなった。また、NMB48卒業の市川美織も、昨年公開の映画『放課後戦記』で主演を務めるなど活躍している。

 他にも、ベイビーレイズJAPANの高見奈央や、アイドルネッサンスの比嘉奈菜子などは、グループ解散後、舞台に出演するなどして、活動の場を広げている。また、オスカープロモーションに所属していたX21のメンバーも、女優として大成した先輩が多いこともあり、今後活躍してくれる可能性があるだろう。

 もう一つポイントなのは、子役出身の女優が、そろそろ大人びた役を演じられるようになってきたということだ。現在活躍中の女優を見ても、杉咲花や井上真央など、子役から活動をしている人は多い。そのような人たちが、“子役”から“女優”となっていくのが、14~15歳ぐらいの時なのだ。今年は、芦田愛菜、本田望結、鈴木梨央といった、実力派の面々がその時期に差し掛かる。ドラマや映画で、彼女たちの「少し大人びた」演技と表情を見ることができるかもしれない。

 その他新人については、今の段階で、どの女の子がブレイクするかは難しい。ただ、1月6日から日本テレビで放送が始まる『3年A組―今から皆さんは、人質です―』はぜひ注目してもらいたい。

 生徒役として、永野芽郁、川栄李奈、今田美桜など、すでにドラマで活躍中の女優をはじめ、昨年『義母と娘のブルース』(TBS系)で、綾瀬はるかの娘役を好演した上白石萌歌、『チア☆ダン』(同)に出演していた堀田真由と箭内夢菜、元Dream5で、グラビアで活躍中の大原優乃、同じくDream5メンバーであった日比美思、モデル・女優・バラエティと幅広い活躍を見せる福原遥など、注目株が多数出演する。

 主役は、担任役の菅田将暉なので、生徒役がどこまで出番があるかはわからない。しかし、後々活躍することになる子は、そんな中でも、きらりと光る何かを感じさせるものだ。ぜひ、「どの子が才能を秘めているか」という視点でドラマを見て、お気に入りの女の子を探してみてほしい。

左:中井りか(@rika_nakai823)、右:戦慄かなの(@CV_Kanano)/各公式Twitterより

■メディアミックスの進化

 今に始まったことではないが、アイドル的な存在の子は、ライブやテレビなどに限らず、ネットのプラットフォームをうまく利用している。YouTubeをはじめ、SHOWROOMなどの動画配信サービス、Instagram、Twitterなどでも人気を集めていることが多い。元AKB48の高城亜樹や、昨年引退した、仮面女子の神谷えりななど、活動が高じて、YouTuberとして活躍した事例もある。

 今のところ、純粋にネットだけから火がついてメジャーアイドルまで上り詰めた事例は見当たらないが、音楽界でのヒャダインやDAOKOなどのように、ニコニコ動画に作品を投稿したことから人気を博した人も多いため、アイドル界で同様の道をたどる人が出てくるのも時間の問題だと思う。

 また、時に自虐的に、時に攻撃的にと、鋭いツイートをし、そこが人気となりつつある、NGT48の中井りかや、狩野英孝の元カノの話を赤裸々に暴露してしまい、炎上によって話題になった、ZOCの戦慄かなのなど、SNSでバズることによって人気を得たり、知名度が上がったりするアイドルもいる。

 あえて、炎上を狙ってくる人もいるかもしれないが、この手のものは、意図的にやるとその真意を見抜かれてしまうものだ。先に挙げた2人にしても、悪気はなく、ストレートに思ったことを発言しているところが、最終的に人気となるポイントなのかもしれない。

 メディアミックスといえば、もう一つ予想しておきたいことがある。それは、“スキャンダル”である。

 昨年、剛力彩芽がZOZOTOWNの前澤友作社長と交際していることが明らかになったほか、石原さとみとSHOWROOMの前田裕二社長との熱愛も報じられた。我々からすると、「IT系社長と若手女優なんてどこで出会うんだ?」という疑問が湧かなくもないが、芸能界とネットの親和性が高くなっている今、いろいろとルートはあるのだろう。

 そして、毎年のように新たなサービスが生まれている今、今年もITサービス系の社長や社員と、アイドルの熱愛はさらに増えてくるのではないかと思っている。最近急成長しているところで言うと、TikTokやPayPayの関係者などがありそうだと思っているのだが、いかがだろうか。

 以上、今年のアイドル界で起こりそうなことを勝手に予想してみた。ライブやテレビ、動画を見ることなど、アイドルの楽しみ方はたくさんあるが、「今後の展開を予想する」というのもまた、楽しい作業のひとつなのである。応援しているアイドルの、今年の活動を想像してみたり、新たに出てきそうなアイドルを思って気持ちをときめかせてみたり、そんな楽しさを、ぜひ味わってみてもらいたい。そうして、我々を楽しませてくれるアイドルの幸せを祈りつつ、年の始まりを過ごしたいと思う。

(文=プレヤード)

最終更新:2019/01/07 09:46
12
ページ上部へ戻る

配給映画