亀梨和也、2019年こそ“低視聴率男”の汚名返上なるか? 主演ドラマは1ケタ続く……
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KAT-TUN・亀梨和也が“低視聴率男”から、なかなか抜け出すことができない。
亀梨といえば、2018年1月期『FINAL CUT』(フジテレビ系)で主演した。同作は、本来なら、同局で「復讐シリーズ」を演じていた草なぎ剛が主演する前提で企画されたドラマともいわれた。だが、草なぎがジャニーズを退所したため、“大人の事情”で亀梨におはちが回ってきたとされる。
草なぎの「復讐シリーズ」は好評で、第1弾の『銭の戦争』、第2弾の『嘘の戦争』ともに視聴率は2ケタ台をマークした。しかし、亀梨の『FINAL CUT』は2ケタどころか、8%台にすら乗せられず。全話平均は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壮絶爆死を遂げ、まさに“黒歴史”となってしまった。
亀梨は、日本テレビ系『24時間テレビ』内のドラマを除けば、その前の主演作『ボク、運命の人です。』(日テレ系/17年4月期)が平均9.5%に終わっており、主演ドラマが2作連続でコケてしまった。
その亀梨が満を持してというべきか、12月19日放送のスペシャルドラマ『東野圭吾 手紙』(テレビ東京系)で、『FINAL CUT』以来の主演を務めた。同作は発行部数240万部を超えた、東野圭吾氏の大ヒット小説が原作。06年には映画化、08年には舞台化、16年と17年にはミュージカルで上演されたほどの人気作で、初のドラマ化が実現した。
ストーリーは、殺人の罪で服役する兄をもつ、主人公の青年・武島直貴(亀梨)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を、兄弟の手紙を通して、描かれたもの。
ヒロインには本田翼が起用され、ブレーク中の広瀬アリス、中村倫也も出演。そのほか、佐藤隆太、田中哲司、榎木孝明、小日向文世、渡辺いっけいといったキャストが名を連ね、テレ東としては、かなりの豪華版となった。
しかし、視聴率は8.1%しか取ることはできず、『FINAL CUT』の汚名返上はならず。亀梨主演ドラマは、これで3作連続1ケタ台となり、“低視聴率男”の称号が板に付いてきそうな雰囲気だ。
「テレ東で8.1%は微妙な数字ですが、作品の人気や、キャストの豪華さを考慮すると、爆死といってもいいでしょうね。ジャニーズ側として、テレ東ドラマなら、視聴率が悪くても、さしてバッシングもされないと思って受けたのでしょうが、数字がよくなかったのは事実。亀梨的には、次回主演作で、かなりのプレッシャーがかかることになってしまいますね」(テレビ誌関係者)
思えば、ここ数年、亀梨が主演した連ドラには、ヒット作がまるでないのが実情で、『FINAL CUT』の大爆死も重くのしかかる。ジャニーズも、次回作のチョイスには慎重にならざるを得ないだろうが、19年こそは、主演ドラマをヒットさせて、“低視聴率男”の汚名を返上したいところだ。
(文=田中七男)
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