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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 猪マンガの”お約束”って?
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

最後は”おいしくいただく”のがお約束!? 2019年に読みたい「イノシシマンガ」6選

■『罠ガール』

罠ガール 1巻』(緑山のぶひろ/KADOKAWA)

 田舎町の女子高生・朝比奈千代丸。家業が農家で、畑を荒らす野生動物に対抗するため、18歳にして「わな猟免許」を取得。罠をめぐって千代丸と動物の知恵比べが始まる、というマンガです。うーん、マニアック……。森ガール、山ガールときて、ついに罠ガールが出てくる時代ですよ、皆さん。

 その罠ガールが記念すべき第1話でバトルする動物がイノシシなのです。友人の畑を荒らすイノシシに対抗する罠は「くくり罠」。地面に隠しておいて、イノシシが罠を踏んだら、ワイヤーが締まってイノシシの足がギュッとなる罠です。このマンガでもやはりイノシシが突進してきて大ピンチに陥るシーンがあります。

 イノシシが出てくる場合、必ず人間に向かって突進してくるシーンがあるのはマンガ界における法則のようです。猪突猛進とはよく言ったもんです。

■『ミミック』

ミミック』(山田いぶき/エンターブレイン)

 お嬢様なルックスでいつもバイオリンのケースを持ち、毛皮のコートを羽織った美少女女子高生、姫小松にしき。まわりからは超お嬢様と思われているが、実はバイオリンケースにはボウガンやサバイバルナイフが入っており、毛皮のコートは買ったものではなく、父親が山で熊を仕留めた際の毛皮を使ったものという、山の中の洞窟でワイルドライフを送っている少女なのでした。

 第1話はにしきの秘密を知ろうと後をついてきた同級生・万星彦が森の中で突如現れたイノシシに襲われたところを、にしきがボウガンで仕留めて助けるというストーリーです。もちろん、仕留めたイノシシのお肉は牡丹鍋にしておいしくいただきました。

 イノシシが出てくるマンガって、展開が似てきてしまうのはどうしようもないのでしょうか……。

■『戦国小町苦労譚』

戦国小町苦労譚』(夾竹桃、沢下戸、 沢田一/アース・スター エンターテイメント)

 こちらは、同名小説をコミカライズした作品です。農業高校に通う歴史大好き女子高生、綾小路静子がある日突然タイムスリップしてしまい、戦国時代へ行ってしまいます。

 命を助けてもらった織田信長に仕えることになった静子は、授業 で習った最新の農耕技術を披露したところ、とんでもない量の米が収穫でき、尾張の国で農業改革を起こしてしまうという、なかなかぶっ飛んだ農耕ファンタジーです。

 イノシシが出てくるのは、単行本2巻第6話で、「稲作ばかりでなく、タンパク源も必要」と猟に出た静子が、突如現れた手負いのイノシシに襲われ、大ピンチのところを猟犬に助けてもらうというもので、イノシシについては安心と信頼の同じパターンでした。

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