年間ドラマ視聴率はテレ朝トップ! フジは日テレに肉薄!「2018年民放連ドラ局別・枠別視聴率ランキング」
#ドラマ #テレビ朝日 #相棒
次に、「枠別」平均視聴率だが、昨年は『ドクターX』のテレ朝「木9」が14.4%で首位だった。しかし、20%超のドラマがなくなって、『リーガルV』『BG』は15%を超えたが、7月期の綾野剛主演『ハゲタカ』が10.4%と苦しんだことが響き、平均13.6%で3位に終わった。
1位になったのは、『相棒』が放送されるテレ朝「水9」枠。『警視庁捜査一課9係』(故・渡瀬恒彦さん主演)の後を継いだ、V6・井ノ原快彦主演『特捜9』が14.0%の高視聴率を挙げるなど、枠の平均は14.1%を記録した。
2位はTBS「日曜劇場」の「日9」枠で、13.8%。『99.9』などの3作は高い数字を記録したが、7月期の松本穂香主演『この世界の片隅に』が9.8%と1ケタにとどまった。同ドラマが、もう少し数字を上げていれば、1位も可能だったはずだ。
前述の通り、日テレの「水10」枠は、昨年の11.2%から、8.6%まで落ち込んで、8位と振るわなかった。名だたるキャストが主演を務めて、この視聴率では絶句するばかり。来年1月期は、16年7月期の同枠で11.6%をマークした、北川景子主演『家売るオンナ』の第2シリーズ『家売るオンナの逆襲』が放送される。脚本家(大石静)も変更がないだけに、ここは確実に2ケタを取りたいところ。
長らく低迷が続き、枠廃止も取りざたされたフジ「月9」は平均9.1%で、昨年と同じ7位。視聴率的には、昨年9.2%から微減となったが、明るい材料も出てきた。1月期の芳根京子主演『海月姫』は6.1%の大爆死で、枠史上ワースト視聴率を記録。4月期の長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』も8.9%と1ケタに終わったが、7月期の『絶対零度』、10月期の『SUITS』が2期連続で2ケタに乗せた。これは同枠では3年ぶりのことで、希望が見えてきた。ただ、「木10」は7.6%(11位)、「火9」は6.8%(13位)と散々で、この2つの枠をなんとかしないと、フジのドラマが全体的に浮上することはあり得ない。
来年1月期の民放プライム帯の連ドラは、1月6日日曜の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系/菅田将暉主演)でスタートする。年間を通して、どんなヒット作が生まれるか大いに期待したい。
(文=田中七男)
<2018年民放プライム帯連続ドラマ 局別平均視聴率ランキング>
※2018年中に放送された連続ドラマのみが対象。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)
1位 テレビ朝日 13.4%(12作品)
2位 TBS 10.8%(12作品)
3位 日本テレビ 8.2%(12作品)
4位 フジテレビ 7.8%(12作品)
5位 テレビ東京 6.0%(7作品)
<2018年民放プライム帯連続ドラマ 枠別平均視聴率ランキング>
※2018年中に放送された連続ドラマのみが対象。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)
1位 テレ朝「水9」 14.1%(4作品)
2位 TBS「日9」 13.8%(4作品)
3位 テレ朝「木9」 13.6%(4作品)
4位 テレ朝「木8」 12.5%(4作品)
5位 TBS「火10」 9.3%(4作品)
6位 TBS「金10」 9.2%(4作品)
7位 フジ「月9」 9.1%(4作品)
8位 日テレ「水10」 8.6%(4作品)
9位 日テレ「土10」 8.2%(4作品)
10位 日テレ「日10:30」 7.8%(4作品)
11位 フジ「木10」 7.6%(4作品)
12位 テレ東「金8」 7.2%(4作品)
13位 フジ「火9」 6.8%(4作品)
14位 テレ東「月10」 4.5%(3作品)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事