香港の有名俳優が北海道で自動車事故! 香港警察の高官の車と衝突で「下半身麻痺も……」
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香港の有名俳優、エリック・ツァン(曾志偉、65歳)が12月25日、北海道・小樽を旅行中に自動車事故を起こしたと、香港の各メディアが伝えた。
それによると、エリックが運転する車は7人乗りのバンと衝突。バンに乗っていたのは、香港警察の高官である李志恒氏とその家族で、李氏は意識はあるものの下半身が麻痺しており、手術を受けるため、搬送先の病院からヘリコプターで別の病院へ移された。また、李氏の妻もケガを負い、命に別状はないものの、緊急手術の必要があるという。
一方、エリックと同乗者の40代女性にはケガはないという。
エリックは香港を含む中華圏では大スターで、コメディアンや俳優として絶大な人気を誇っている。日本でもヒットした香港映画『インファナル・アフェア』や、馳星周原作の小説を映画化した『不夜城』にも出演しており、日本でもそれなりに名の知れた俳優である。
しかし5年ほど前には、サッカーのブラジルワールドカップの前哨戦として行われたコンフェデレーションズカップを中継した香港のテレビ番組で、女性タレントが「日本代表を応援するわ」と発言したところ、エリックが「君は慰安婦か?」と言ったことから、“反日タレント”と呼ばれたことも。
その一方で、2011年の東日本大震災の後には、日本観光親善大使となり、自ら被災地などを回って、香港に向けて日本観光の安全性をアピールする役も買って出ている。
今回の事故は、香港メディアでは大々的に取り上げられたものの、日本のマスコミにはほとんど取り上げられなかった。
北海道を旅行中の香港人が起こした自動車事故の被害者が同じ香港人だったというのもすごい偶然ではあるが、それだけ多くの香港人観光客が北海道に来ているという証左でもある。
外国人旅行客や居住者が急激に増加している現在、トラブルや事件、事故も増加することを予兆させる出来事でもあったといえるだろう。
(文=佐久間賢三)
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