トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 社会 > 事件  > 地面師主犯拘束は誤報だらけ!?

地面師事件「主犯逮捕」は誤報だらけだった!? フィリピン人情報屋の手玉に取られた日本マスコミ

「彼らはカミンスカス容疑者の取材をさせる代わりに、マスコミ各社に金銭を要求してきたんです。金をもらって気をよくした入管関係者が、拘束時の状況も喜々として語ってはくれたのですが……」と苦笑いするのは、先の民放記者。

 取材に応じたフィリピン人たちは、大捕物の様子を記者に詳細に語った。ただ、サービス精神旺盛な彼らが作った「ストーリー」は、真実にはほど遠いものだったという。

「好き勝手に話すものだから、どれが本当でどれがウソかわからない。某通信社なんかは、『マニラ市内の大通りを歩いているところを拘束した』なんて書いていましたが、そんなわけはない(笑)。実際は大使館に自ら出頭したのですが、その事実さえ抑えていないマスコミも結構いました。結局、フィリピン人にとって、真実なんてどうでもよくて、我々日本のマスコミは“いい金づる”ぐらいにしか思ってなかったんでしょう」(先の民放記者)

 事件の舞台裏で、自称“情報屋”のフィリピン人たちにマスコミが手玉に取られていたというわけだ。

 フィリピンの国内事情に詳しい暴力団関係者はあきれ顔でいう。

「地獄の沙汰も金次第というが、この言葉にピッタリなのがフィリピンという国だよ。あいつらは、金さえ渡せばなんでもする。それは役人だろうと同じ。あれだけマスコミが群がれば、そりゃあ商売しようと思うだろうね。あることないことしゃべって金をもらおうってなるだろう」

 大企業から大金をかすめ取った詐欺師がフィリピンを目指すのも、宜なるかな……。

最終更新:2019/01/07 14:28
12
ページ上部へ戻る

配給映画