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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 話題の医師芸人に見る「上がり成り」

2018年ナンバーワンブレーク芸人・しゅんしゅんクリニックPに見る「上がり成り」

吉本興業公式サイトより

 18年のブレーク芸人といえば、しゅんしゅんクリニックPだろう。現役医師芸人として知られ、ダサいダンスに乗せて「医者あるある」を披露する。芸人活動のかたわら、病院勤務も行っており薄毛治療を専門とする。しゅんしゅんは芸人としては、これまでとは異なる「上がり成り」といえるだろう。

「『上がり成り』はローカルタレントのJAGUARに対して言われるものですね。実業家として稼いだ金で、千葉テレビなどで放送枠を買い取り、自前のコンサートCMを打つなど活動してきました。その活動が認められ、現在はローカルタレントとして活躍しています。吉本興業は、若手芸人の給料はあってないようなものですから、医者という安定した立場で芸人を続けるのは良い選択肢といえるかもしれません。医師兼作家、タレントは多くいますが、これは勤務医ではない場合、比較的時間の自由が効くためです」(放送作家)

 しゅんしゅんは、医学部を卒業後、後期研修医を終えてから吉本興業の芸人養成所であるNSCに入っている。この時点で27歳であった。

「20歳くらいでなんとなくお笑い志望というよりは、ある程度年齢を重ねた方が覚悟も固まって良いともいえるでしょう。さらにNSCは毎年東京校だけでも600~700人が入学し、そこから生き残るのは10組程度といわれています。高学歴キャラは無数にいますから、医学部在学中くらいでは目立てません。頭一つ目立つには現役医師くらいのインパクトは求められるでしょう」(同)

 しゅんしゅんの場合、今後テレビ出演が減っても営業や講演の依頼は無数に舞い込みそうだ。あらゆる意味で安定しているといえるだろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/12/28 20:00
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