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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「卓球元年」武井壮が大活躍!
熱血!”文化系”スポーツ部

武井壮が”卓球界の宣伝マン”として大活躍! 2018年のスポーツメディアを総ざらい

■「Amazonプライムvs NHKスペシャル」の重厚企画比べ

 ランキングもの、ダイジェストものが増える昨今のメディアにおいて、「そうは言ってもスポーツの魅力を知るにはやはり密着ドキュメントもの、徹底的に取材対象者(対象試合)を深く掘り下げたものだよなぁ」とあらためて感じさせる素晴らしいコンテンツにも、この1年でいくつも出会うことができた。

 代表例として挙げたいのが、Amazonプライム限定配信の『All or Nothing(オール・オア・ナッシング)』。ひとつのチームに1年間密着して、アスリートや指導者たちの舞台裏の姿をつまびらかにする人気シリーズだ。これまで、NFL、大学フットボール、ラグビー(オールブラックス)ときて、この夏からは待望のサッカー編「マンチェスター・シティの進化」がリリースされた。

 これまでのシリーズも軒並み高評価だったが、サッカー編もまたコアなファンたちが納得する出来。年末年始の一気見にオススメしたいコンテンツだ。来年はぜひ、野球編など他競技への展開を増やしてほしいと願うばかり。

 そんなAmazonプライムに対抗できるのは、やはりNHK。先日放送されたロシアW杯・ベルギー戦の徹底検証『NHKスペシャル ロストフの14秒 日本vs.ベルギー 知られざる物語』や、平成振り返り企画第一弾として放送された『NHKスペシャル 平成史 第1回 大リーガーNOMO~トルネード・日米の衝撃』をはじめ、さすがの取材力とうならされるものが多かった。

 東京五輪が近づき、ますます視聴者の期待値もリテラシーも高くなる2019年、こうした重厚な企画がさらに増えていけば、スポーツファンにとっても実り多き1年になるのではないだろうか。

(文=オグマナオト)

最終更新:2018/12/29 14:00
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