『西郷どん』鹿児島で視聴率30%獲得! ほかの視聴率“東西格差番組”は?
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NHK大河ドラマ『西郷どん』が、西郷隆盛の地元である鹿児島地区において最終回の視聴率が30.0%(ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録し、全話平均視聴率も30.2%と高い数字を記録した。最終回は関東地区では13.8%であり、実に倍以上の需要があったことになる。鹿児島地区の視聴率調査は、月のうち2週分しか行われておらず、それからの単純計算ではあるが、それでも驚異的な数字といえるだろう。
『西郷どん』に限らず、視聴率の地域格差が現れる番組は多い。プロ野球中継などは、チームの地元で視聴率が上昇するが、バラエティ番組にも同様の現象が見られる。
「先ごろ行われた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)は関東地区が17.8%に対し、関西では28.2%を記録するなど、東西で10%近い数字の開きがあります。上沼恵美子が起用されているのも、同地区での絶大な人気があるがゆえ。番組としては、なんとしても彼女に審査員を継続してほしいのではないでしょうか」(放送作家)
ほかにも関西人気の高い番組はある。やはり地元出身の大物芸人番組が多いようだ。
「『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は全国の日テレ系列局で放送されていますが、制作は大阪の読売テレビです。そのためか、常に関西の方が視聴率が高いようですね。井戸端会議スタイルの番組はまさに関西ノリといえるかもしれません。同じく明石家さんまの『ホンマでっか⁉︎ TV』(フジテレビ系)も関西人気が高い番組として知られています」(同)
ほかにも関西を代表するバラエティ番組といえば『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送系)が挙げられる。なぜだかキー局のテレビ朝日では放送されていない。90年代後半の全盛期には、金曜の深夜帯にもかかわらず常時30%近い視聴率を記録するオバケ番組として知られた。やはりテレビ番組ひとつとっても地域によって好みが違うのだろう。
(文=平田宏利)
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