指原莉乃卒業でAKB48グループはどう変わる? 無名メンバーだらけの総選挙はテコ入れ必至
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HKT48の指原莉乃が12月15日、TOKYO DOME CITY HALLで行われたコンサートで、グループを卒業することを発表した。2019年4月28日に横浜スタジアムで卒業コンサートを開催し、同5月28日にマリンメッセ福岡にて、ファンへの感謝祭を行う予定だという。
指原といえば、AKB48選抜総選挙3連覇の記録を持つ伝説的メンバー。AKB48グループの象徴的存在で、世間的な知名度もズバ抜けている。近頃人気の低下がささやかれるAKB48グループに対し、そんな指原の卒業はどんな影響を与えるのだろうか?
「今のAKB48グループには、とにかくスターがいない。若手メンバーの中で世間的に知名度があるメンバーは皆無に等しい状態です。そんな中、唯一のスターメンバーである指原の卒業は、グループとしては痛手。しかしながら、握手券や総選挙の投票券がついたCDはいまでもそれなりに売れていて、ビジネスとしてはそこそこ成立している現実もある。すでに10年以上も続いていて、固定ファンもたくさんいるので、指原がいなくなったところで、いまさら落ちぶれることはないでしょう。とりあえずは、現状維持を目標に、どうにか今のビジネスを続けて、次なるスターの登場を待つという感じでしょうか」(ベテラン芸能記者)
現状維持を目指すのであれば、現在つかんでいる固定ファンを離さない努力が必要となるだろう。
「AKB48は、テレビや雑誌などのメディア戦略で売れていったグループですが、今後はメディアよりも劇場公演や全国ツアーなど、ステージでの活動に重きを置いていくこととなるでしょう。それこそハロー!プロジェクトは、モーニング娘。が大ブレークした00年代初頭にはメディア中心の活動をしていましたが、その後ライブや舞台中心の活動にシフトしたことでコアなファンを獲得し、約20年続いています。AKB48グループもこの路線を進んでいく形になるのでは」(アイドルに詳しいエンタメ誌ライター)
では、48グループの一大イベントである選抜総選挙はどうなるのか?
「現時点で、すでに有名メンバーがいない中での総選挙になってしまっている。内輪向けのイベントとしてはいいのですが、メディアを巻き込んでのイベントとしては、もう存在意義を見いだせない状態です。このままの形で続けていても、“なんでこんなことをやっているんだ?”と世間から反発を食らうばかりでしょう。廃止とまではいかなくても、たとえば、ライブに来た観客のみが投票できるようにするとか、コアファン向けイベントとして、何らかのテコ入れは必要だと思います」(同)
スター指原が抜けたところで一気に落ち目となることはなさそうだが、今後も生き残っていくためには、何らかの変化を模索していく必要がある。スターなき48グループがどう変わっていくのか、気になるところだ。
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