夏菜、女優としてのラストチャンス!? 『ちょうどいいブスのススメ』で6年ぶりの全国ネット連ドラ主演も……
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2012年後期のNHK連続ドラマ小説『純と愛』でヒロインに抜擢を受けながら、その後、不遇の時代が続いていた夏菜に、女優としての“ラストチャンス”ともいえる機会が巡ってきた。来年1月期の深夜ドラマ『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系/木曜午後11時59分~)で、主演を務めるのだ。夏菜が全国ネットの連ドラで主演するのは、朝ドラ以来、実に6年ぶりのこと。
同ドラマの原作は、お笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイによる同名エッセー。「イケていない女子」が、「ちょうどいいブスの神様」(山崎)の手ほどきを受けながら、「ちょうどいいブス」になるために厳しい修行の日々を送る、女性としての「生き方指南・共感ラブコメディー」だ。
主人公である、商社勤務のOL・中川彩香(夏菜)は、「自己表現下手くそブス」で、「融通の利かないブス」木原里琴(高橋メアリージュン)、「開き直りブス」皆本佳恵(小林きな子)と共に、「ちょうどいいブス」を目指していくストーリーとなる。
11年公開の映画『GANTZ』での体当たり演技で注目を集めた夏菜は、『純と愛』のヒロインに起用されたものの、破天荒な主人公の女性を演じさせられたばかりに、なかなか視聴者の“共感”を得られず、バッシングを受けることも多かった。同作の全話平均視聴率は17.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と惨敗で、夏菜にとっては、あまり“いい思い出”にはならなかった。
朝ドラ直後の13年4月期『ダブルス~二人の刑事』(伊藤英明、坂口憲二主演/テレビ朝日系)ではヒロインに起用されたものの、その後はパッとしない時期が続き、15年7月期の西内まりや主演『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)では、ほとんど端役的な扱いも受けた。昨年10月期には、『ハケンのキャバ嬢・彩華』(朝日放送)で朝ドラ以来の主演を務め、セクシーなドレス姿を披露して話題を振りまいたが、いかんせん関西地区とネットでの放送では、全国的なムーブメントは起こせず。
そんな中、昨夏から出演している『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)での“ぶっちゃけキャラ”で新境地を開拓し、バラエティー番組に引っ張りだことなった。4月から9月まで、テレ朝系で放送された『運命のひと押し~ここで印鑑を押しますか?~』では、ココリコと共に進行役に起用されるまでになった。
とはいえ、夏菜にとって“本職”は女優であり、バラエティーでのブレークを女優業につなげられなければ意味がない。4月期には、佐々木希主演のNHKドラマ『デイジー・ラック』で2番手に抜擢を受け、存在感を発揮していたが、今回の『ちょうどいいブスのススメ』での主演は、深夜枠ながら、久々のビッグチャンス到来となった。
「放送される日テレの木曜深夜ドラマ枠の視聴率は2~4%程度。10月期の山口紗弥加主演『ブラックスキャンダル』も注目を集めましたが、全話平均3.3%とイマイチでした。夏菜にとっては、視聴率もさることながら、どこまで“主演女優”としてアピールできるかに、今後の女優生命が懸かっているといっても過言ではないでしょう。ここで存在感を示せば、ゴールデン・プライム帯の連ドラで、主演とまではいいませんが、ヒロイン、女優2番手くらいのオファーが来るようになるかもしれません。その意味で、深夜枠といっても、夏菜にとっては重要な作品になるはずです」(テレビ誌関係者)
朝ドラでの役どころがよくなかったこともあり、女優としては長く不遇の時代が続いてしまった夏菜。ここで一発逆転して、女優としてのポジションを高めたいところだ。
(文=田中七男)
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