プレステのコントローラーを取り上げられたヒモ男、パチンコだけで生きていけると確信してみた
#ヒモ #ヒモ男、働く。
(これまでのお話はこちらから)
働きたくないながら、彼女の圧力がいよいよ凄いことになってきたヒモ男。そんな私に、新たな危機が迫っていた。
働かないヒモ男は、当然ヒマを持て余している。そんなヒモ男の頼れる味方が、プレステだ。某アイドルがCMをやっている、「〇〇ないと!」なシューティングゲームをやりまくる日々。このゲームは無料ダウンロードできるので、貧しいヒモでも心置きなく遊び倒せるのだ。
彼女の部屋で、彼女のテレビにつないだ、彼女のプレステのコントローラーをガッチャガッチャ鳴らして遊んでいる私に、彼女が言い放った。
「ゲームしすぎ。明日、会社にコントローラー持っていくから」
絶望した。「やだやだやだやだ」とじたばた抵抗するも、拳で鎮圧された。
こうして、教育ママの如くコントローラーを彼女が没収し、私はヒマつぶしの手段を失ったのであった。
早急にコントローラーを買い直さなければならない。奪われることのない、自分のコントローラーを手に入れる必要がある。
そのためにはお金が必要で、哀しいかな、お金を得るためには働かなければいけないのだ。
しかし、働きたくないし、ここで素直に働く人間ならコントローラーを没収されていない。
苦悩する私の頭に、天啓が降りた。
そうだ。パチンコで勝てば、働かずにお金が入るし、ヒマつぶしにもなって一石二鳥。
ここで焦ってパチンコを打ちに行くのは、三流のヒモである。二流のヒモは、どうすれば勝てるのかを、入念にシミュレートする。なお、一流のヒモは彼女にコントローラーを取り上げられたりはしない。
まず、基本的なパチンコの仕組みを考える。
お金を入れる。玉が貸し出される。その玉をガラガラ打つと、何発かが機体の真ん中にある穴に入る。穴に玉が入った数だけ、スロットが回る。このスロットが揃うと、玉が増える。
このスロットの当たりやすさと、当たったときに増える玉の多さを表すのが、スペックというデータである。
細かい話をすっ飛ばし、ザックリ説明すると、次のようになる。
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