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日刊サイゾー トップ > 社会  > もはや外国人しかいない関西地方

もはや外国人しかいない!「観光公害」も問題になる関西地方は、もはや日本じゃないみたい!?

■外国人観光客は、やたら狭い地域に固まる?

 さて、りんくうタウンを経由して、筆者が向かったのは、大阪市の中心部。

 大阪にやってくる外国人。とりわけ、アジア系の人々は、とにかくミナミへ集まる。実際、一目瞭然だったが、心斎橋筋商店街から戎橋、道頓堀の周辺は「歩いている人の半分くらいが外国人観光客」が、いまや当たり前の光景だ。

とにかく外国人しかいない道頓堀周辺。日本にいながら、すでに上海あたりに来た気分になれる

 だが、この外国人の集中には特徴がある。

 外国人があふれているのが、特定の通りとか店に集中しているのである。そこから、少しでも外れると途端に外国人の姿は少なくなる。

 この現象は京都でも同様だ。京都も、やはり外国人は多い。多いのだけれども、外国人が集まるところは寺社仏閣と、その周辺。京都鉄道博物館なんて、客はほとんどが日本人なのである。

 やはり来日する外国人観光客が急増して、まだ5年程度。ようやく東京への一極集中から地方への観光客の分散が始まってはいるものの、いまだ「まずは、ガイドブックに載ってそうな場所に行く」というのが、外国人観光客の行動パターンの基本ということだろう。

 これから、外国人観光客はさらに増加する。増加はしても、そのぶん外国人観光客としての日本人がそうであるように「なるべく観光客のいない穴場へ」と変化していくだろう。

 いま語られる「観光公害」は、その過渡期の現象なのかと思った。
(文=昼間たかし)

最終更新:2018/12/15 18:00
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