トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『水ダウ』独裁者クロちゃんが動く

『水曜日のダウンタウン』の「モンスターハウス」に風雲急! “独裁者”クロちゃんが不気味に動き出す

『水曜日のダウンタウン』番組公式サイトより

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内で、放送されるたびに話題となる「モンスターハウス」。もはや蛇足だとは思うが、一応説明すると「もしもテラスハウスの中にゲスの権化・クロちゃん(安田大サーカス)が紛れ込んでしまったら……」的な企画内容。

 最近はプレゼンテーターのたむらけんじが登場するだけで観覧客のボルテージが上がるのがわかる、異様な人気ぶり。

 今夜放送の最新回(第6週目)の前に、クロちゃんの本性が同居人たちにバレまくるなど急展開を迎えた前回(第5週目)を振り返りたい。

■ハウス内結婚を目論むクロちゃん

 まず第5週目の本編前に、クロちゃんの衝撃のキスシーン(第4週目)を「おさらい」するスタジオ出演者たち。何度見ても、観客席から悲鳴が上がる。

 もはや今年1年を振り返るニュースの中に紛れ込んでいても違和感がないほどの事件映像。「嘘ツイート」「胎動するベッド」らと並ぶクロちゃんの代表作だ。

 そして、第5週目本編は、クロちゃんと友人の芸能マネジャーの会話からスタート。

 キスをした蘭のことも、キスはしてないけどデートを重ね口説きまくってる莉音のことも、両方とも好きだとノロケる二股真っ最中のクロちゃん。

ついには「モンスターハウスで彼女作ったらそのまま結婚するつもりだからさ」

というちょっとした犯行予告まで飛び出す。

 

■ハウス全員でのオンエア鑑賞

 この日は「モンスターハウス」の最初の回がテレビ放送される日で、クロちゃん含めたハウスの住人全員でオンエアを観ることに。

 クロちゃん的には「一番好き」などと、それぞれの女性を口説いている場面を双方の女性と一緒に観ることになるわけで、普通に考えたらその地獄の状態は回避したいはず。

 なので仕事のフリでもして帰ってこないのでは? と思ったが、しっかりオンエア時間前に帰宅するどころか、「楽しみ」と言いながらシャンパン開けて盛り上がる図太いクロちゃん。

 図太いというか、いまいちその心理が読めない。

 そして、いよいよオンエアスタート。

 クロちゃんが莉音と2人きりになるや否や「本当に一番好きだよ」と光の速さで告白したシーン。

 意外にも、まんざらでもない様子でその映像を観る莉音。クロちゃんも特に嫌がるでもなくそれを観ている。

「俺もう決めたの、莉音にだけは嘘つかないでおこうって」

 こういうシーンを当事者が観る場合、現状いい関係でないとキツイはずなのだが、普通に観れているということは、やはりそれなりに莉音とはいい関係であるということなのだろうか。

 しかしその直後の蘭とクロちゃんのシーンで、ハウス内の空気が激変する。

 

■「どっちが好き?」「どっちも」

 クロちゃんと2人きりのとき「蘭ちゃんが一番好き」と蘭に言っていたのが莉音にバレてしまったのだ。

 莉音はすぐさま「うわ最悪!」と反応、立て続けに「ショックっていうか、悲しい」「人間不信になりそう」と嘆く。

 ここですかさず、この期に及んで「なんかあったら助けるから」とお馴染みの口説き文句を、やや雑に繰り出すクロちゃん。

 今まさにその「なんか」を巻き起こしてる張本人なのに。

 しかし、これは嫌な見方だが、今回は口説きモードのときに言ってるのとは違い、芸人モードで笑かしにかかっていた感も否めない。笑っていた人は少ないかもしれないが、言い方がボケのそれだった。

かしその言葉に対し「それ私にも言ってたよね」と蘭が付け加えると、事態は更に深刻に。「本当に泣きそう」と取り乱す莉音。

 一方、蘭は終始落ち着いているように見えた。

 こちらはキスしているからなのか、事前に莉音とクロちゃんのことは織り込み済みだからなのか、はたまたクロちゃんのことなど元からなんとも思っていないからなのか、とにかく実に余裕のある蘭。

 もともと無邪気そうな莉音より大人びている蘭は、酒の勢いで面白半分にキスしただけの可能性も強い。

 蘭はさらに「どっちの方が好き?」と、やけに艶っぽい声で、この状況を楽しむかのようにクロちゃんを追い込む。

 しかし、やられっぱなしだったクロちゃんが前半で一番光っていたのは、この質問に「どっちも」と即答したところ。実に最低で最高だ。

 その後、男女別々で部屋に別れ、ダメなオジさんのダメな言い訳を聞かされる2人の若者たちの顔も完全に感情が無でよかった。

「自分に嘘つきたくない」

「今までこうやってきたから」

 こんなクロちゃんのどうしようもない言葉に言い返したいけど、一応歳上だし黙って聞いててあげてる感じ。悲劇と喜劇が入り混じる様に、妙な味わいがあった。

 しかし、本当にクロちゃんがゲスとして黒光りするのは、もう少し後だ。

12
ページ上部へ戻る

配給映画