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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 週刊誌はなぜ眞子さまを別れさせたい?
週刊誌スクープ大賞

眞子さま&小室圭さんの“スキャンダル報道”止まず……週刊誌はなぜ「別れさせたい」のか?

 フライデーは、今年7月に農水事務次官に就任した末松広行氏(59)が、部下の女性にハラスメントをしていたと報じている。

 大量のメールを送ったり、電話を繰り返して、食事に誘っていたというのだ。それも必ず勤務時間外で、時には深夜の2時3時だったりしたこともあったそうだ。

「仕事の打ち合わせがあるから今すぐ来い」といわれ、彼女は逆らえなかった。だが、そうしたハラスメントで、彼女は、休職寸前まで追い込まれ、人事部に相談したが、何ら手を打ってはくれなかった。

 結局、そうした行為は「末松さんがA子に飽きるまで続きました」(彼女から相談を受けていた親しい同僚)。フライデーの直撃に末松氏は、「全くない」と答えている。

 残念ながら、この話は03年ごろのことである。たしかに、ハラスメントを受けた側の心の傷が癒えることはないのだろう。だからこそ、事務次官というトップになったのを機に、こうした話が蒸し返されたのではないか。

 こうした人間は、同じようなことを、別の人間にもやっていた可能性が高いと思うのだが。フライデーは取材でそれを掘り起こし、証言の裏を取り、再び本人にぶつける。そうした執念深い取材を期待したい。

 ところで酒井法子、清原和博、ASKA。みな覚せい剤で逮捕された人たちだが、清原はやや覚せい剤の後遺症で悩んでいるようだが、のりピーは歌手活動が好調の様だし、ASKAは、5年ぶりにツアーを再開したそうだから、順調に回復しているのだろう。

 文春は、ASKAの今を追っている。ASKAは歌だけではなく、インターハイに出たこともある剣道に力を入れ、今年8月には四段に合格したそうだ。

 だが、彼を支えてきた奥さんと離婚し、愛娘でミュージシャンの宮崎薫(29)も、父親のために2年以上も歌手活動休止を余儀なくされたという。

 ASKAのために人生を狂わされた人たちがいる一方、彼と一緒に逮捕された愛人(41)とは半同棲生活を送り、彼女と結婚すると周囲に話しているという。

 主治医も、ASKAの体調に太鼓判を押しているそうだ。だが、文春で国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師のいうように、

「(覚せい剤=筆者注)依存症は別名『忘れる病気』ともいわれ、喉元を過ぎてそのことを忘れ、薬物と遭遇するライフスタイルに戻ってしまいがちです」

 挫折したヒーローやヒロインが復活すると、そのカネを目当てに再び売人たちが寄ってくるかもしれない。そのとき、彼ら3人を守って盾になる人間がいるのだろうか。

 さて、カルロス・ゴーン日産会長逮捕から、かなり日が経つが、聞こえてくるのは、「検察はゴーンを有罪にできるのか」という疑問の声のようだ。

 逮捕容疑は、2010年度から5年間に約100億円の報酬があったのに、有価証券報告書には半分の約50億円しかなかったと虚偽記載した「金融商品取引法違反」だ。

 新潮は、次の第二幕が上がり、直近の3年間でも同様に30億円をごまかしていた容疑で再逮捕される見込みだと書いていたが、10日になってその予言通り、ゴーンとグレゴリー・ケリーは再逮捕された。

 ゴーンは、退任後に日産からコンサルタント料や競合他社へ再就職しないための契約料名目などで、年10億円ずつ、トータル80億円を受け取ろうとしていたが、金商法では、将来の報酬でも、受取額が確定した段階で開示しなければいけないという。

 ゴーン側は、「受け取ることは未確定だから記載義務はない」と否認している。だが、退任後の報酬の支払いは確定していたという「雇用契約書」なる文書が存在し、長らく秘書室長を務め、2年前に三菱自動車に移った大沼敏明理事が、司法取引に応じて、その文書を特捜部に提出したと新潮は報じている。

 11月6日の朝日新聞も、退任後に支払うと、日産側とゴーンが結んだ合意文書を特捜部は入手し、この書面には、ケリー前代表取締役と西川広人社長兼CEOの署名があると報じている。

 その他にも、個人投資で損をした17億円を日産に転嫁した、姉に年間約1,120万円のコンサルタント料を払わせていた、レバノン、フランスなどの不動産を買わせ、個人の邸宅として使用していたなどの疑惑があるが、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は、こうした「特別背任」を立件するのは難しいと語っている。

 レバノンなどの豪邸も、年に一度でも商談やパーティをしていれば、業務上必要だったということができるし、姉へのコンサルタント料についても、業務について全く相談していなかったと立証するのは、ハードルが高いという。

 17億円損失については、公訴時効を過ぎている。そうなると、形式犯である金商法しか立件できないことになり、巻き起こっている欧米メディアからの検察批判がより大きくなることも考えられる。

 しかし、先週の現代で元東京地検特捜部長の石川達紘氏は、「ゴーン氏は、いろんなところで日産のカネを使っているんだから、問題があることは間違いない。有価証券報告書の虚偽記載についても、起訴は難しいという意見が出ているようだけれど、問題がある以上、検察は徹底的にやっていくしかない」と檄を飛ばす。

 だが、検察内部からも「逮捕は勇み足だったのではないか」という弱音が漏れ始めているそうだ。

 日産関係者も、ゴーン氏が逮捕され、いろいろな事実が明らかになっても「これほどまで検察が決定的な証拠を押さえていないなんて、びっくりだ」と嘆息しているそうである。

 新潮に戻ると、有罪無罪、どちらに転んでも、ゴーンの「100億円の老後」は安泰らしい。もし、退任後の報酬80億円が確定したもので、有価証券報告書に記載しなかったことで有罪になるとしたら、日産はその前提に従い「契約」を実行しなければならないし、無罪になれば大手を振ってカネをもらってフランスかブラジルへ帰るだろう。

 文春は、17億円を日産へつけ回した問題や、パリやレバノンの豪邸がゴーンの私邸として使われていたなどで、特捜部は「特別背任」でいくのではないかと見ているようだ。

 私は、ゴーン側が、特捜部のマスコミへのリークは「国家公務員法違反」ではないかと激怒しているという新潮の報道が気になる。

 警察や検察は、自分たちの有利になるようメディアを利用する。こんな悪いヤツは逮捕されて当たり前、有罪にすべきだという世論を作り出し、起訴&有罪に持っていくのは常とう手段である。

 少なくとも、否認し続ける容疑者は拘置し続ける「人質司法」を、今回のケースでやってはいけないこと、いうまでもない。

 今週の第1位はこれだ。売り家と唐様で書く三代目。昔から祖父さん、父親が築いてきた財産を、孫が道楽で喰い潰すというのが相場だ。政治家しかりである。

 安倍晋三、松野頼久(58)などは、その典型だと、私は思う。松野氏の父親・頼三氏には何度か会ったことがある。労働・農林大臣を歴任し、永田町の策士、ご意見番などといわれた。元海軍士官だけあって眼光鋭く、相手を射すくめるような物言いをした。

 だが、息子の頼久氏は、幼稚舎から慶應大学を出て、衆議院議員を6期務めたが、政治家らしくない「ワイシャツのボタンを常に二つも三つも開けたホスト風の姿」(新潮)が印象に残るぐらいだ。

 それも昨年の総選挙で落選し、ただの人になってしまった。その頼久氏の名前が久々、新潮のトップ記事に載った。

 彼の再婚した4歳年下の“美魔女風”妻が、柔道王、暴走王、ハッスル王として知られる、小川直也(50)と「W不倫」しているというのである。頼久氏の心境、察するに余り有る。

 この妻も再婚で、高級スーパーで買い物中に、彼女が松野氏に一目惚れして「逆ナンパ結婚」したそうだ。亭主好みのミニスカートにハイヒールで選挙応援をして、地元で話題になったというから、似たもの夫婦の様だ。

 2人の娘をもうけ、次女は2016年にミス日本グランプリに輝き、芸能界デビューを果たしている。

 だが、彼女は以前、「代議士じゃなくなったら離婚する」といっていたそうだ。だからか、落選してから夫婦仲はよくないらしく、現在は別居状態だという。

 主のいない渋谷区松濤の豪邸に、小川の姿がちょくちょく見られるというのである。小川にも糟糠の妻がいる。

 ちなみに、小川はバルセロナ五輪の銀メダリストで、1997年にはアントニオ猪木に弟子入りしてプロレスに転身、そこでも成功を収めている。新潮によると、「3、2、1、ハッスル、ハッスル」という決め台詞が流行語になり、当時の安倍幹事長が真似ていたそうである。

 11月上旬のとある日、小川と彼女は、彼女の運転する白いベンツを駆って、所沢の焼肉屋でデートをし、再び松濤の家に戻り、小川が出てきたのは2時間半後で、日付は変わっていたそうだ。

 11月中旬には、彼女が小川の自宅とは別に道場兼自宅として使っている茅ヶ崎に出向き、朝帰りしていた。

 新潮は「茅ケ崎で一夜を共に過ごしていましたね」と小川を直撃すると、小川は「覚えてないです。記憶にないです。全然、不倫なんて仲じゃないんで」と答えている。

 不倫相手の松野の妻を直撃すると、長女が、「2人は共通の趣味があってよく会っているが、『吉方取り』といって、北とか南、西へ行ってご飯を食べると運気がアップするために、方々へ行っている」と答えている。

 だが、新潮のいうとおり、「互いに家庭を持つ身の男女が、ふたりきりで頻繁に会うこと自体、両者の家庭に『吉』をもたらすとは思い難い」。最後は亭主の松野氏を直撃。

 離婚を話し合っているかについては、「私的なことなので」と否定はしないが、小川とのことは「いや、全く知りません」と答えている。

 頼久氏、父親から受け継いだファミリー企業を持ち、グループで2億以上の売上があり、別荘、自宅、別宅と資産家ゆえ、離婚も簡単ではないようだ。

【巻末付録】

 今週の見どころはポストの「宅配美女図鑑 『佐川女子』をお届けします」だな。営業職だけでなく、セールスドライバーの佐藤美姫さんなんかいいぞ。埼玉県に会いに行くかな。これでヘア・ヌードがあれば、ヤマトから佐川に移そう。この写真集、小学館から発売されるそうだ。売れるぞ、これ!

「あの頃のわたし/かとうれいこ-ハイレグを着こなす清純派」「エロ本黄金時代/エロ本が一番盛り上がっていた時代に私たちはそこにいた」。

 袋とじは「六九人のゆ、美熟女温泉へようこそ-ヘアヌード美女と混浴してみませんか?川島なお美、杉浦幸、脊山麻理子、青木りん、五月みどり」「『ご支援ヌード』の女神たち-撮影資金をありがとうございました」。

 現代は、「『週刊現代』を飾った女優たち2018-本誌でしか見られない珠玉のカット 松坂慶子、深田恭子、羽田美智子、吉岡里帆、浜辺美波」。袋とじは「『週刊現代』を飾った女優たち2018-スクープヌードセレク 山咲千里、あさいあみ、脊山麻理子」

 今週は佐川女子のポストの勝ち!!
(文=元木昌彦)

最終更新:2018/12/10 21:00
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