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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 霜降り明星、パンクブーブー化に懸念

『M-1』最大の懸念……“王者”霜降り明星の「パンクブーブー化」と“無冠の帝王”和牛の「笑い飯化」

左:霜降り明星、右:和牛/吉本興業公式サイトより

『M-1グランプリ 2018』(テレビ朝日系)で、霜降り明星が優勝を果たした。大会後、さっそく“お披露目”としてバラエティ番組に引っ張りだことなっているが、今後の展開次第では、ある懸念も生じる。

「霜降り明星は、せいやのコミカルなボケに、粗品が的確なツッコミを入れて調整していく漫才のスタイルが完成されています。若いながらもスタイルが固まりすぎている分、臨機応変な対応力が求めらるバラエティ番組の現場にハマるかは未知数ですね。テレビに合わなかったとしても、彼らのキャラクターは老若男女にウケが良いので、営業仕事は大量に舞い込むでしょうが……」(業界関係者)

 ただ、営業を入れすぎると逆にテレビに出るヒマがなくなってしまい、2009年の第9回大会王者・パンクブーブーのようになってしまう可能性がある。さらにもう一組、過去の優勝コンビと同じ道を辿りそうな『M-1』常連芸人がいる。

「和牛の“笑い飯化”ですね。和牛は3年連続で準優勝と、あと一歩のところでチャンピオンを逃しています。ダウンタウンの松本人志は3年とも最終投票を和牛に入れており、高く評価されていることがわかります。ストーリー性のあるネタの完成度は申し分ないのですが、コンビに対する期待値が高い分、厳しい評価を受けがちであり、なかなか優勝できないコンビといった位置づけは、笑い飯を彷彿とさせます。歴代最多となる9回の決勝進出を果たした笑い飯は、大会ラストイヤーとなる10年の第10回大会で悲願の優勝を果たしています」(同)

 漫才日本一を決める『M-1』では毎年さまざまなドラマが生まれる。霜降り明星のパンクブーブー化、和牛の笑い飯化のように、やはり歴史は繰り返していくのかもしれない。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/12/08 21:00
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