霜降り明星も『孤独のグルメ』も『チコちゃん』も逃していた……フジテレビの「見る目のなさ」が絶望的すぎる
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霜降り明星の史上最年少優勝で幕を閉じた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)。フジテレビの幹部たちは、苦虫をかみつぶすような表情でその姿を見ていたのではないだろうか。テレビ局関係者はこう話す。
「霜降り明星は、フジテレビが大々的に売り出すはずだったコンビですからね。それなのに、フジテレビが霜降りプッシュをやめた途端にしっかり結果を出したということで、大後悔をしていると思いますよ」
“お笑い8年周期”に基づき、次世代のスター芸人を発掘するフジテレビの深夜番組『新しい波24』に出演していた霜降り明星。同番組出演芸人からの選抜メンバーによる『AI-TV』でもメイン扱いでレギュラー出演しており、そのまま順調にいっていれば、それこそダウンタウンやナインティナインのように、フジテレビのバラエティー番組の顔となっていたかもしれないのだ。しかし、『AI-TV』は2018年3月に終了。放送期間はわずか半年だった。
「視聴率も芳しくなかったということで、フジテレビはあっさり番組を終わらせてしまった。もっと長い目で見ていれば、すぐに霜降り明星も結果を出せたのに……。しかも、同番組にはゆりやんレトリィバァも出ていましたからね。フジは本当にもったいないことをしたと思います」(同)
最近のフジテレビは霜降り明星だけでなく、いろいろな“ヒット作”を逃し続けている。
「今となっては大人気シリーズとなっている『孤独のグルメ』は、もともとフジテレビに持ち込まれた企画だったんです。でも、フジは“これでは数字が取れない”と判断して、企画を通さなかった。そして、テレビ東京に持っていったら大ヒットしたというわけです。フジは本当に見る目がありません」(制作会社関係者)
さらに、NHKのヒット番組『チコちゃんに叱られる!』も、もしかしたらフジテレビで放送されていたかもしれないのだという。
「『チコちゃん』のプロデューサーは、共同テレビの小松純也氏です。小松氏はフジテレビの社員で、現在は共同テレビに出向している状態。フジテレビ時代には『ごっつええ感じ』『笑っていいとも!』『SMAPXSMAP』『27時間テレビ』など、数多くのバラエティー番組に関わってきましたが、サラリーマンの難しいところで、人事異動で現場を離れることとなった。おそらく本人としては現場に戻りたいという思いがあったのでしょうね。共同テレビに出向し、番組制作の現場に戻ってきたんです。そして、NHKでヒットさせたのが『チコちゃん』だった。もしも、フジが小松氏をずっと現場に置いていれば、『チコちゃん』がフジで放送されていたかもしれない。本当にもったいないですよね」(同)
まさに「逃した魚は大きい」状態のフジテレビ。長引く視聴率低迷から抜け出せないのも納得できる。
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