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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ジャニーズたちは、なぜ病んでいく?

ジャニーズたちは、なぜ病んでいく……「コンサート中心の活動にするべき」と業界内の声

左:King & Prince・岩橋玄樹、右:Sexy Zone・松島聡

 King & Princeの岩橋玄樹がパニック障害で休業したかと思えば、Sexy Zoneの松島聡も同じくパニック障害で活動休止、さらにはジャニーズJr.の7人組ユニット・Love-tuneメンバー全員の退所が発表されるなど、何かと不穏なニュースが続いているジャニーズ事務所。一体、何が起きているというのだろうか? その要因のひとつとして、昨今のメディア戦略の失敗があるとの指摘が聞こえてくる。ジャニーズ事情に詳しいテレビ局関係者は、こう話す。

「SMAPが解散してから特に顕著なのですが、ジャニーズの若手たちがバラエティー番組で芸人的な動きを求められることが増えているんです。それこそ街ロケをやったりとか、ひな壇で天然ボケエピソードを求められたりとか、そういった仕事がメンバーたちへの負担になっているのかもしれません」

 ジャニーズのメンバーたちは、あくまでもアイドルだ。歌って踊って演技することは得意でも、バラエティー的なトークやリアクションに慣れているわけではない。

「岩橋などは、番組のトーク部分で天然ボケ的なキャラを求められることもありましたが、本人は意識しているわけでなく、戸惑っている部分が多かったようです。松島も『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)でサンシャイン池崎に弟子入りする“サンシャイン松島”というキャラをやっていましたが、本人としても正解がわからないお笑いに身を投じることにプレッシャーを感じていたようですね」(同)

 そもそも、一部のジャニタレたちはバラエティー番組で活躍しているものの、その一方でイマイチの状態が続く例は少なくない。

「嵐やTOKIO、関ジャニ∞の村上信五などは成功していますが、それ以外は微妙です。関ジャニ∞もグループでのゴールデンタイムの冠番組はないですし、Kis-My-Ft2に関しては完全に深夜番組でしか見ないような状態。ジャニーズはよく若手グループに冠番組を持たせたがりますが、まったく成功していない。それどころか、バラエティーのプレッシャーに負けて病んでしまうメンバーが続出しているわけです。バラエティー番組を軸とした昨今のメディア展開は、はっきり言って失敗していると思いますね」(同)

 バラエティー番組ではなかなか結果を出せないジャニタレに対して、音楽関係者が語る。

「ジャニーズのグループは、バラエティーではイマイチでも、コンサートでの集客力はかなりのもの。キスマイやHey! Say! JUMPだってドームツアーを成功させているし、Sexy Zoneもアリーナクラスでツアーをしている。それこそLove-tuneも横浜アリーナでの単独公演をやっています。コンサートだけで十分すぎるほどのビジネスになるわけで、わざわざメンバーに負担をかけてまでバラエティーに出る必要はない。長い目で見れば、現在のメディア戦略を見直して、コンサート主体の活動に切り替えたほうがいいという声もあります。コンサートは熱心なファンが集まるから、メンバーにとっては完全にホームであって、病む必要もありませんし」

 年内で滝沢秀明が芸能界から引退し、後進のプロデュースを手がけるとのことだが、果たしてステージに重心を置く、本来のジャニーズの姿を取り戻せるのだろうか?

最終更新:2018/12/05 08:00
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