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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 太賀の”愛され度”が爆上げ

『今日から俺は!!』伝説回に賛否両論も、太賀の”愛され度”が爆上げ! 

日本テレビ『今日から俺は!!』

 11月25日放送『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第7話の視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ついに2桁台へ到達した、栄えある記念回だ。

「原作ファンの皆様、お待たせしました!ついにあの伝説のエピソードが解禁!!」と、事前の煽りも十分だった第7話。今井勝俊(太賀)が三橋貴志(賀来賢人)に廃ビルに閉じ込められる、通称「廃ビル編」が今回のエピソードである。

 見ると、ストーリーはほぼ原作通りに進んだ模様。決してオリジナルストーリーを否定するわけではないが、椋木先生(ムロツヨシ)や赤坂哲夫(佐藤二朗)を出すより、高校生を主軸にしたほうが得策。数字がそれを証明しているのではないだろうか。

 特に、今井がビルに閉じ込められてからは、原作にかなり忠実な脚本になっていた。唯一、今井の見た悪夢が『あしたのジョー』の力石徹チックになっていたが、できることなら、あそこも原作をなぞってほしかった。砂漠をさまよう中で見つけた豆腐にかじりつくと現実はコンクリートだったという、キャラ的にさもありなんな夢だったので。コンクリートさえかみ砕く今井の食いっぷり、ぜひ見てみたかった。

 ■相思相愛の三橋と今井

 飢餓状態のあまりプライドを失った今井への、三橋の接し方は秀逸だ。

「ションベンって飲めるらしいぜ」

「革靴って食えるらしいぜ。牛だからな」

「食いもんあるぞ。バナナの皮」

「藁 もあったけど、食うか?」

「卵の殻もあったけど。カルシウム」

 今井をまるで三角コーナーのように扱う三橋。

 今井は今井で、心が折れそうになりながら、三橋の存在を支えにしていた。時には「あきらめてんじゃねえよ、お前、そんなタマかよ!」と、三橋を励ましたり。友情を隠さなくなってからの今井が放つ発言も、いちいち抜群だ。

「『夕暮れや 雷鳴響く 俺の腹』。俺の辞世の句だ、覚えとけ」

「三橋よぉ〜。お前、チュウしたことあるか? やっぱいいもんなのかなー、おい」

「これからはバナナは皮ごと食うぜ」

「藁って意外とコクがあるんだな。超うまい」

 隙だらけだ。三橋を信頼し切っているからに違いない。

 つまり、三橋と今井は相思相愛ということ。何しろ、三橋の今井への執着は異常なのだ。伊藤真司(伊藤健太郎)から、赤坂理子(清野菜名)を含めたダブルデートへ誘われても「用事あんだよ」と今井を選ぶほどに。なんだかんだ、夜まで今井に付き合ってるし。

 三橋の「執着」は、「愛」と言い換えることもできる。愛されキャラとしてすでに視聴者のハートをがっちりキャッチする今井だが、今回でその愛され度はさらに上昇したはずだ。

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