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日刊サイゾー トップ > 海外  > 北京人気ホステス殺害事件の闇

【中国未解決事件簿】政府要人の口封じ説も……北京人気ホステス殺害事件

2010年、地元当局による捜査を受けている時の様子

 人気ホステスだった梁は、多くの政府幹部職員を顧客に持っていた。そこで、何かのきっかけで機密情報を知ってしまった梁を、要人や政府関係者が暗殺したのではないかというのだ。実際、「天上人間」には、政府高官を専用に接待するVIPルームが存在しており、主に中国共産党高級幹部の師弟派閥“太子党”関係者が多く通っていたことも明らかとなっている。また、10年も同店に勤めていた梁だが、捜査中には生前の写真などが一切公開されなかったことも、さまざまな臆測を呼ぶ一因となっている。

 事件発生から5年後の2010年5月、「天上人間」は、管理売春を営んでいた容疑や消防法違反などで営業停止処分を受け、その後、閉店している。今月で事件から13年の歳月が経過したが、犯人は野放しにされたまま、もしかすると今頃、何食わぬ顔で権力の中枢にいるのかもしれない。
(文=青山大樹)

最終更新:2018/12/17 11:44
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