「涙腺崩壊」『僕らは奇跡でできている』仕事も恋もうまくいかない榮倉奈々に『けもなれ』新垣結衣より共感できるワケ
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高橋一生主演『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)。13日放送の第6話の視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、わずかではありますが、前回から0.4ポイントアップしました。
物語も中盤に差し掛かったということで、これまでの数字の推移を見ると、第1話7.6%→第2話6.1%→第3話6.2%→第4話7.0%→第5話6.0%と、上がったり下がったりを繰り返しており、なかなかパッとしません。回を重ねるごとに評判を呼んでいるようですが、「面白いのに数字が取れない」という典型なのでしょうか……。ということで、今回もあらすじから振り返っていきたいと思います。
(前回までのレビューはこちらから)
■「森デート」再び
前回、かかりつけの歯科クリニックの院長・水本先生(榮倉奈々)を誘って森へ出かけた相河(高橋)。「愛されたい」という本心に気づき思わず涙を流す水本先生ですが、相河はその理由がわからず、家に帰ってからもぼけーっと考えをめぐらせます。
そんな中、世話焼きな家政婦の山田さん(戸田恵子)発案で、相河家で食事会を開くことに。鮫島教授(小林薫)や樫野木先生(要潤)、沼袋先生(児嶋一哉)ら大学の研究室の面々を呼ぶついでに、水本先生も誘っちゃえ! という魂胆です。しかし、「料理教室の予約をするつもりだから」と、誘いを断る水本先生。偶然にも、その日は彼女の誕生日で、きちんと話し合わないまま分かれてしまった元彼・雅也(和田琢磨)からの連絡を心のどこかで期待しているようでした。
そうしてやってきた食事会の日。料理教室の空きがなく、クリニックの歯科衛生士・あかり(トリンドル玲奈)や祥子(玄覺悠子)とともに、渋々相河家を訪れる水本先生。話を聞きつけてやってきた熊野事務長(阿南健治)も交え、山田さんの美味しい手料理のおかげで食事会は意外にも盛り上がりを見せます。相河と水本先生はというと、2人をくっつけたい山田さんの作戦で、一緒に餃子を作ったりして、少しずつ壁がなくなってきたようす。
翌日、水本先生が忘れていったハンカチをクリニックまで届けた相河は、森での涙の理由を問います。水本先生は「私と相河さんは違いますから」と直接的な理由は教えてくれなかったものの、真面目すぎる自分の性格に嫌気が差していることを打ち明けます。そんな彼女に相河は「自分をいじめてしまうんですね」と言葉をかけてあげました。
後日、相河は樫野木先生と一緒に森へ出かけ、リスのための橋に屋根をつけてあげることに。手慣れた様子で作業を進める樫野木先生は、フィールドワークのせいで結婚生活をぶち壊してしまったそうです。相河が気になっていた離婚の原因はそれでした。
その頃、クリニックでは、相河の年の離れた友達である虹一くん(川口和空)が「一輝くんの橋、渡ってくれたらいいな」と、リスの絵を描いていました。その様子に何かを思った水本先生は、その日の夜、相河の携帯に、「私も森に行っていいですか?」と電話をかけます。
そうして次の週末に2人はリスの様子を見に行きますが、残念ながら、リスが橋を渡った形跡はありません。じっと橋を見つめる相河に、水本先生は元彼のことや自分のことをポツリポツリと話し出しました。
「本当は彼と別れたくなかったんです」
「自信がないんです。自信がないから自分がどうしたいかより、人にどう思われるかが重要で。こうしなきゃ、ああしなきゃって、そうやって自分をいじめてました」
「腕のいい歯科医って思われたくて留学して、審美歯科の技術を学んだり……」
「相河さんの言う通り、私はウサギです。自分はすごいって証明したいんですよ。本当は自信がないから」
「本当は自分が嫌いみたいです。どうしたら自分と仲良くなれるんですか?」
相河はいつもの調子で「わかりません」と答えます。するとその時、一匹のリスが橋を渡っていきます。泣いている水本先生の腕をつかんで、「ものすごくうれしいです!」とぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ相河につられて、水本先生も泣き笑い。あっちの世界とこっちの世界がつながった瞬間でした。
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