地方都市のほうが深刻……急増する梅毒患者、出会い系が盛んな地方都市がヤバイ!
#地方
全国で梅毒患者の急増が問題になっている。大都市だけでなく、地方でも患者が急増しているのである。なぜ、今の時代に梅毒が、そして、なぜ地方でも急増しているのか……?
国立感染症研究所の集計によれば、今年1月から11月4日までの累積患者数は5,811人で、昨年の5,820人を上回ることが確実視されている。
中でも、患者が多いのは東京(1,474人)、次いで大阪(997人)、愛知(375人)、神奈川(305人)、福岡(256人)、兵庫(218人)となっている。やはり、人口に比例して大都市圏での患者数は多いが、広島でも153人。岡山では141人など、地方都市への拡大も続いている。
こうした現状が明らかになる中、新聞各紙でも患者急増の話題は危機感を持って取り上げられている。
今年のは患者数が18人と過去最多に迫ろうとしている福井県では、地元紙の「福井新聞」が「梅毒患者が増加、福井は最多迫る」とセンセーショナルに報道(2018年11月14日付電子版)。とりわけ地方では「今まで、患者などいなかったのに、なぜ?」と危機感を募らせているようだ。
すでに治療法が確立している梅毒ではあるが、そもそも知識がなければ梅毒だとは気づきにくい。初期の症状は、身体にしこりを感じたり、赤い発疹が出るもので、疲労や風邪、なにかのアレルギーと勘違いされたまま、放置されがちだ。
ある梅毒感染の経験者に尋ねたところ、発覚した経緯は、たまたま知識があったからだという。
「身体に発疹が出て、最近働き過ぎかな……と思ったんですが、ふと、少し前に出会い系で生でしたのを思い出して、性病科に行ったんです」
もし、風邪か何かと勘違いして放置していれば、さらに悪化したであろうことは間違いない。
そうした梅毒が感染する経路として指摘されるのは、やはり出会い系サービスの利用。ゆえに、風俗の少ない地方都市は都市部よりも事情が深刻だという。例えば、前述の福井は出会い系が重要な性処理のシステムとなっているからだ。
「福井に限らず、地方都市はそうですが、県庁所在地であっても若干のソープ以外は風俗産業が乏しい地域が多いのです。本番なしのデリヘルはどこでもありますが、サービスは凡庸で、遊び慣れると決して楽しいものではない。結果、出会い系で、生ハメすることに快楽を見いだす人が絶えないのです」(風俗ライター)
出会い系の存在が必須なのは、仕方がない。それでも生ハメがいかに危険であるかの知識を早急に普及させる努力が必要なのではなかろうか。
(文=ピーラー・ホラ)
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