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週刊誌スクープ大賞

長澤まさみも大激怒!? 俳優・高嶋政宏の“変態紳士ぶり”が熱すぎる!「普通の挿入に興味なし」

 今週の第1位はこれ! 日テレの『世界の果てまでイッテQ!』は、2007年に始まり、12年には年間視聴率1位を獲得した人気番組である。

 現在も20%超(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を誇り、4年連続、視聴率3冠を続ける日テレの顔といえる存在だそうだ。内村光良をメイン司会に、ジャニーズの手越祐也、イモトアヤコらが体当たりの海外ロケに挑むバラエティで、11年、『イモトが挑む南米大陸最高峰アコンカグア登頂スペシャル』は、放送文化の発展と向上に貢献したとして、ギャラクシー賞を受賞している。

 この番組のモットーは「ウソとヤラセの完全排除」だそうだが、今週の週刊文春が、同番組で「ウソとヤラセがあった」と報じている。

 5月20日に放送された「橋祭り in ラオス」がそれである。『イッテQ!』の中の人気企画で、芸人の宮川大輔が世界各地で行われている祭りに突撃参加して、その模様を伝えるというものだ。

 宮川が参加した祭りは100回以上になる。ロケ地はラオスのビエンチャン。年に一度開かれる橋祭りは、全長25メートルの細い板(これを橋に見立てている)の上を自転車で渡るのだが、4つの球が回転していて、これに衝突するとたちまち泥水に落下してしまうというものだ。

 20人の参加者による勝ち残り方式。VTRでは会場の盛り上がりも紹介しながら、「町中の人が集まってきた」というナレーションが入っている。

 だが、この地に赴任して数カ月という日本人駐在員が、こんな祭りを聞いたことはないし、周りのラオス人も誰も知らない。そもそもこの地域ではバイクには乗るが自転車に乗る人はあまりいない。「視聴者だけでなくラオス国民を馬鹿にした」番組だと文春に告発したのだ。

 駐日ラオス大使館に問い合わせたが、そんな祭りは聞いたことがないという。早速文春は現地へ飛んだ。

 現場は、ビエンチャンの中心から徒歩10分の、乾期で干上がってできたメコン川の河川敷。結論でいうと、当日行われていたのはラオス産のコーヒーを宣伝する「コーヒーフェスティバル」で、その隅っこで、番組のスタッフが設営し、撮影したものだったそうだ。

 コーヒーフェスの実行委員たちは、日本のテレビ局が自転車のアクティビティをやりたがっていると連絡があり、自転車と障害物のボールはテレビ側が用意したと話し、『イッテQ!』の映像を見せると「フェイクだね」と断言したのである。

 その上、テレビ側は、参加した若者たちに、1位は日本円にして1万7,000円、2位以下にも現金や撮影で使った自転車をあげていたのだ。

 これが事実なら、ヤラセなどではなく、架空の祭りをでっち上げ、視聴者にウソをつき、ラオス国民を侮辱したといわざるを得ない。

 これを手掛けたバンコクを拠点に通訳やコーディネートしている社の日本人社長は「橋祭りはラオスで行われている」と強弁し、日テレ広報部も、「橋祭りはメコン川流域などでかねてから行われている催しで、地元のテレビ局などでもとりあげられております」と、文春に回答している。

「祭り」が「催し」になっているのは、問題が大きくなった時のいい訳のように聞こえるが、宮川は文春に対して、そんなヤラセがあったことは分からない、橋の祭りと聞いていたからびっくりしたといいながらも、「取材の最後、記者の目を見据えて、こう口にした。『しっかり調べてください』」(文春)。

 これまでもテレビは、数々のヤラセやでっち上げをして謝罪に追い込まれ、番組が打ち切りになってきた。今回はどうなるのか。

「日本テレビは8日、『セットなどを設置した事実はなく、番組から参加者に賞金を渡した事実も御座いません』と説明した」(デイリースポーツ・デジタル11月8日)

 真っ向から食い違ういい分だが、ここはBPO(放送倫理・番組向上機構)の出番でしょうな。

 この『イッテQ!』のヤラセ問題は、ラオス側も対応を協議しているという報道もあり、国際問題にまで発展しそうである。

 日テレ側の弁明も「誤解を招く表現があり反省すべき点があった」というだけでは、事態は収まりそうにない。看板番組だけに、他のメディアからの追及も厳しい。だいたいメディアというのは攻めに強く守りに弱い。日テレ大ピンチである。

【巻末付録】

 現代からいこう。「2018年の成長株 最旬ショットを先行公開! 京佳」「篠山紀信が珠玉のカットを厳選 平塚千瑛 完全未発表ヌード」。袋とじは「独占潜入撮! ベルリン国際『女性器』祭り」。この祭りは恒例なのかな? こういう催しがあったという紹介グラビアですな。 

 篠山氏が撮ったヌードは力が入っている。きっと、ポストの西田幸樹にはまだまだ負けられないという意気込みが、写真にもろ出ている。

 この平塚という女性、なかなか野性味があって、いいじゃないですか。

 ポストは、「復刻 おニャン子クラブ青春水着」。袋とじは「昭和を代表する大作曲家の娘・ようこがまさかのヘアヌード!! “愛人”」。この作曲家がだれか? ここだけですな見どころは。そう『愛人』は彼の曲でしたな。

「葉加瀬マイがラブドールになっちゃった!」「美女24人全裸撮影会in銭湯」。そう「銭湯は裏切らない」んだ。というところで話題性から、娘・ようこかな。今週はポストの勝ち。
(文=元木昌彦)

最終更新:2018/11/12 21:00
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