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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『リーガルV』高視聴率は作戦勝ち!?

テレ朝の作戦勝ち!? 日本シリーズ第5戦に続き、1週休止の『リーガルV』も高視聴率ゲット!

テレビ朝日系『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』番組公式インスタグラム(@legalv2018)より

 米倉涼子が主演する、テレビ朝日系連続ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』第4話が8日、1週遅れでオンエアされ、16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークした。

 同ドラマは、初回15.0%で発進し、第2話で18.1%、第3話で15.9%をマークしており、これで4話連続の15%超えとなった。第4話までの平均は16.4%で、同じ米倉主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(同)ほどではないものの、ハイレベルな数字を維持している。

 第4話の放送が予定されていた1日、『SMBC日本シリーズ2018 ソフトバンク×広島 第5戦』の中継が延長されたため、同局は『リーガルV』の休止を決断。ファンは2週間も待たされるハメになったが、第3話からキッチリ0.6ポイント上げてみせた。

 8日は前番組の『科捜研の女18』(沢口靖子主演)第3話が13.5%をマーク。前回(10月25日)の11.2%から大きくアップさせて、『リーガルV』に“いい流れ”をつくったことも、高視聴率につながったのだろう。

 このような結果が出ると、テレ朝としては笑いが止まらないはず。今年の日本シリーズは関東地区での視聴率が低迷し、第2戦(フジテレビ系)、第4戦(日本テレビ系)は2ケタに乗せられなかった。しかし、午後9時から『リーガルV』を放送予定だった第5戦は、“ドラマ待ち”の視聴者をも取り込んで、10.8%をマーク。

 視聴者に『リーガルV』休止をアナウンスしたのは午後9時45分とあって、「休止するなら、もっと早く告知しろ」といった趣旨の不満の声が多数飛び交った。それは、テレ朝も反省すべき点ではあったが、日本シリーズが4-4の接戦のまま決着がつかず、その後の『報道ステーション』(午後9時54分~)枠内で野球中継を続け、視聴率は15.4%まで跳ね上がったのだ。

 それで、8日の『リーガルV』第4話が数字を落とすことにでもなれば、テレ朝の決断は逆効果になるところだったが、第3話よりアップさせて、事なきを得た。

 1日の『リーガルV』休止の発表が遅くなったことで、ファンからお叱りを受けてしまったものの、1日も8日も、この時間帯で高視聴率を挙げ、テレ朝の“作戦勝ち”といってもよさそうだ。

 その第4話は、資産200億円の富豪で、峰島興業会長の峰島恭介(竜雷太)が病死する。遺言書は見当たらず、1人息子の社長・峰島正太郎(袴田吉彦)が遺産を相続すると思われた。ところが、昼間は看護師、夜は高級クラブのホステスをしているという峰島玲奈(島崎遥香)が突然現れ、会長が亡くなる4時間前に婚姻届を提出しており、自身にも相続の権利があると主張する。正太郎は、会長に結婚の意志はなかったとして、婚姻の無効と相続権の不在を争点に、大手のFelix&Temma法律事務所を味方につけて、玲奈を訴えた。一方、玲奈は、友人の現役ホストでパラリーガルの茅野明(三浦翔平)を通し、小鳥遊翔子(米倉)が管理人を務める、京極法律事務所に弁護を依頼する……という展開だった。

 主人公の翔子は、弁護士資格をはく奪されているとあって、調査活動をしたり、法廷に立つことができないため、“見せどころ”で出てくることができないのは、なんとももどかしい部分ではある。しかしながら、『ドクターX』同様、予定調和ながら、弱者の京極法律事務所が、大手のFelixに一泡吹かせる点が視聴者に支持されているようだ。

 第4話の裁判のシーンでは、Felixの白鳥美奈子弁護士(菜々緖)がジャケットを脱ぎ、ノースリーブ姿になる“サービスショット”も見られ、男性視聴者から歓喜の声が上がったようだが、今後も米倉、菜々緖のセクシーシーンは、ぜひとも継続してほしいところ。

 いずれにせよ、『ドクターX』ほどの求心力はないものの、高い注目を集めている『リーガルV』。このまま飽きられずに最終回まで突き進んでもらいたいものだ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/11/12 22:30
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