ハロプロ「Juice=Juice」の京都公演中止に見るアイドル界“地方公演”の悲しい現実
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ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・Juice=Juice(ジュースジュース)が18日に開催を予定していた京都公演が、急きょ中止となった。公式サイトによると、事務所側の不手際により、会場が確保できていなかったことが判明したという。同グループは、『Juice=Juice LIVE GEAR 2018~Esperanza~』と題した全国ツアーを開催中だった。
「コンサート会場を確保するのはイベント会社の仕事なので、事務所がその確認を怠っていたということでしょうか。しかし、開催まで20日を切った時点で、会場が確保できていないことが判明するのも不自然な気がします。しかも、会場名を告知してチケットを販売していたわけですからね」(アイドル誌ライター)
となると、疑われるのは先頃の沢田研二の“ドタキャン騒動”でもあったように、中止の裏には客の不入りが関係していたのではないか、ということ。
「それはないでしょう。Juice=Juiceは2013年にメジャーデビューして以来、シングルはすべて音楽チャートのトップ5内に送り込んでいますし、今年8月に発表したアルバムも4位を記録したほどの人気グループ。先月29日には、日本武道館でのコンサートも成功させています。開催予定だった京都FANJはキャパ600名のライブホールなので、客席が埋まらないなんてことはないはず」(同)
しかし、キャパが1万人規模の武道館でコンサートを開催できるほどのアイドルグループが、全国ツアーで地方のライブハウスも回るという“落差”には驚かされる。
「アイドルブームとはいわれますが、多くのアイドルグループのファンは関東近郊に集中しており、地方では知名度がそれほどありません。地方公演が成り立たないほど、客が不入りであることもしばしばです。その上、地方だと交通費や宿泊費も余計にかかってしまうわけですからね。ライブハウスとはいえ、全国ツアーができるJuice=Juiceはまだマシなほう。地方のアリーナクラスの会場を満杯にできるほどの動員を誇るのは、48グループと坂道シリーズぐらいなのが現実なんです」(同)
全国ツアーというと聞こえはいいが、実態は“ドサ回り”といったほうが正確なのかもしれない。
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