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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 森嶋猛は“たかり魔” 元王者の素顔

傷害逮捕のプロレスラー・森嶋猛は“たかり魔”だった! 元王者の素顔とは……

森嶋猛のTwitter(@noah_morishima)より

 元プロレスリング・ノアで、同団体の至宝であるGHCヘビー級王座に就いたこともある、プロレスラー・森嶋猛(40)が、タクシー運転手に暴行を働いたとして逮捕された。

 警視庁新宿署によると、森嶋容疑者は4日午後11時半頃、東京都新宿区歌舞伎町の路上で、タクシーを降車する際、料金約1万8,000円の支払いを拒否。「料金が高い」として、50代男性の運転手と口論になり、顔面を殴って左頬骨を骨折させる重傷を負わせ、傷害の疑いで現行犯逮捕された。森嶋容疑者は「押し問答になったことは間違いありません」と容疑を認めている。

 森嶋容疑者は1人で歌舞伎町からタクシーに乗り、都内を移動後、再び歌舞伎町に戻ったところだった。酒は飲んでいなかったとされる。同署によると、「タクシーで知人にカネを無心に行ったが、借りられなかった」と供述しているという。

 森嶋容疑者は高校卒業後、故・ジャイアント馬場さん率いる全日本プロレスに入門し、1998年3月22日にデビュー。2000年6月には、故・三沢光晴さんらと共にノア旗揚げに参加。190センチ、125キロの日本人離れした体格を生かしたパワーファイターとして活躍。08年3月には、付け人も務めた恩師・三沢さんを破り、GHCヘビー級王座に初戴冠。その後も2度、同王座に君臨し、通算10回の防衛記録を残した。

 ところが、15年4月、糖尿病を理由に引退を発表。同年9月19日の大阪府立体育会館(現エディオンアリーナ大阪)で引退試合を行う予定になっていたが、体調不良のため延期。同年12月末での契約満了をもって退団していた。

 その後はピザ店店員、バーテンダー、コンサート会場の警備員、介護士など職を転々としていたが、今年7月に復帰を表明。10月15日に東京・後楽園ホールで、復帰興行『GENESIS』が開催される予定だった。しかし、9月に化膿性関節炎を発症したため、復帰が延期となり、同興行自体が中止となっていた。

「森嶋容疑者は、カネも持ってないのに、新宿界隈のプロレス関係者やファンが訪れる飲み屋に出入りし、彼らに飲み代を無心していたようです。最近では呼ばれてもいないのに、プロレス会場を訪れて、控え室に立ち入って、後輩レスラーにたかっていると聞きました。その額は1人2,000円とか3,000円とかいった少額ではありますが、たかられた関係者にとっては、いい迷惑。メジャー団体の元トップレスラーの頼みとあっては、若い選手もなかなか断りづらいわけです。事件当日も、カネもないのにタクシーに乗って、飲み屋を回ったものの、カネを貸してくれる人が見つからず、タクシー代が払えなくなって、運転手とトラブルになったみたいですね。タクシー代がないなら、電車を使えばいいのですが、元チャンピオンのプライドだけは、いまだに捨てられなかったのでしょう」(スポーツ紙記者)

 カネの無心だけならともかく、タクシー代を踏み倒した上、一般人に暴力を振るって大ケガを負わせたとあっては、もはや再起は限りなく絶望的。人並み外れた体力を持つプロレスラーが暴れていいのはリングの中だけ。一般人に手を出してしまったら、プロレスラーとして失格だ。

 折しも、来年2月19日には、東京・両国国技館で『ジャイアント馬場没20年追善興行』が開催されるが、師匠の馬場さんは、草葉の陰で泣いているに違いない。
(文=田中七男)

最終更新:2018/11/07 17:00
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