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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “変態紳士”高嶋政宏、降臨!

「カッコつけてるとチャンスを失う!」“変態紳士”高嶋政宏の恥捨て人生のススメ

――なるほど。次の質問なんですが……って、それドリンクなんですね! 哺乳瓶かな?ローションかな? って思っていたんですけど(笑)。

高嶋 KISSとのコラボレーショングッズなんですよ。音楽はキング・クリムゾンが一番好きなんですけど、KISSのファンでもあって。これ、いいでしょ? 今日はKISSのポール・スタンレーとプーマのコラボスニーカー、キング・クリムゾンのシャツ、これはディスクユニオンで入荷予定だけど、購入人数がそろわないと難しいっていうんで個人的に買ったシャツなんですけど」

 

――SM以外でも、もともとプログレ好きとして知られていましたよね。

高嶋 以前、キング・クリムゾンのトークイベントをやったら、すごくウケましたね。「次やったら、また来てくれますか?」ってお客さんに聞いたら、みんな「行くー!」って言ってくれたんでで、気をよくして「クリムゾンをやったから、今度はKISSでやりたい」と思って、KISSのトークイベントをやったんです。でも、ファンからは「プログレを語ってたのに、なんでKISSをやるんだ⁉ あいつは節操がなくてダメなやつだ」と思われたらしくて……。200人くらい入る会場を押さえて、来たのは10人だけですよ(笑)。

――高嶋政宏のトークイベントに10人だけですか!

高嶋 開演直前になっても8人しか入ってないから、お店の人が客席にパーテーションを立てて通常営業を始めちゃって(笑)。チケットの売り上げもないから、ギャラもなし。それどころか、KISSの扮装メイクや衣装代5万円は自腹だったので、赤字ですよ! 事務所のスタッフからも「クリムゾンを語ったら、次もプログレにしなきゃダメ。いろいろやったら、そっぽ向かれるよ」って言われてたんですけどね……。友達の女王様も呼んで、ボンデージ姿で立ってもらったりもしたんですよ。KISSを語って、最後はお客さん全員が女王様に鞭を打ってもらって終了というイベントでした。

――壮絶なイベントですね……! この失敗で、何か教訓になったことはありますか?

高嶋 教訓は「いろいろやると、お客さんが来ない」ということよりも、「自分がやりたかったんだから、やれてよかったじゃないか」ということですね。たとえノーギャラで、5万円自腹で払っても(笑)。

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