ジワジワとウケはじめた『僕らは奇跡でてきている』物語の鍵は、高橋一生の“素直さ”
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■相河の“素直さ”が、何かを気づかせる
相河が群馬に行ったのはコンニャクの謎を探るためではなく、天文台でオリオン座流星群を見るためだったというまさかのオチもありましたが、合間にマンナンライフの蒟蒻畑のCMを流すほど、コンニャクを軸にストーリーが展開した今話。メインとなった新庄役の関西ジャニーズJr.、西畑大吾くんファンのみなさんは特に大喜びだったようです。
さて、そんな新庄くん、実家でコンニャク店を営んでいるわけですが、これまでコンニャクゼリーを頑なに食べなかったのは、「ダサい」とコンプレックスを抱いている実家のことを思い出してしまうからだったんでしょう。
でも、そんな風に「ダサい」と思っている自分が一番ダサいということはちゃんと自覚していたし、本心では、親の跡を継ぐかどうか迷っているようでした。だからこそ、両親が作るコンニャクを「偉大」と言った相河に、この先どうするべきか意見を求めたんだと思います。
今話で一番よかったなあと思うのが、そんな新庄くんに相河が「僕ならやりません」と答えたところ。きっと新庄くんは、コンニャク屋の息子として生まれた義務感からそう言ったんだと思うし、現時点ではまだ、コンニャク作りに楽しさを感じてはいないでしょう。新庄の父からコンニャクのことを学んだ相河も、手間隙かけて一からコンニャクを作る製造過程にひどく感心しているようでしたが、コンニャクを作ること自体に魅力を感じたわけではありません。
だからこそ、新庄の気持ちを見抜き、「やらない」とキッパリ言い切ったんじゃないでしょうか。普通ならなぜそう思うのか何かしら理由をつけて説明したりしますが、多くを語らない相河は、無意識のうちに、相手に考えさせるキッカケを与えているように感じました。 この相河の素直さこそこのドラマの魅力であり、忙しい現代人の心に刺さっている理由なのではないでしょうか。
相河の返事に、「聞いて損した」とむくれていた新庄くんは、まだその真意には気づいていないようですが、今後そのことに気づき、少しでも自由になれるといいなあと思った次第です。
ネット上の視聴者たちはというと、「自分の気持ちを大事にっていうメッセージを感じる」「最初はワケがわからないドラマだと思ってたけど、ホッコリするドラマ」「心が浄化されていく~」と、今回もすっかり癒やされたようです。
■トリンドル玲奈には批判の声が殺到!
一方で、クリニックに遅刻してきたトリンドル玲奈演じる歯科衛生士のあかりが、「出かけようとしたら彼と険悪になっちゃったんですぅ~」とけろりとその理由を明かし、「仕事、ナメてます?」と怒る水本先生に、すっとぼけ顔で「私が謝ったほうがいいってことですか?」とケンカを売りまくる姿には、「あいた口がふさがらない」「クビにしろ」批判の声が殺到。
また、今回浮気疑惑が浮上した水本先生の彼氏・雅也にも「この男殴りたい」「どっちが本当の顔だよ」「良い彼氏ヅラはやめろよ 」「信じられない」「こんな卑屈な男とは早く別れたほうがいい」と辛らつな声が上がっていました。
中には、「私間違ってますか!?」と正論を主張する水本先生に、「正論だよ。とは思うんだけど、それを言う度に彼女がつらくなってくのが切ない」「彼女が息を抜けるのはいつになるのかなぁ」「育実が自然と笑顔になれるような日が来ますように」と同情する声も。
今夜放送の第5話では、ボロボロになった水本先生を相河が森に誘い、癒やしてあげるような展開があるとかないとか……。回を重ねるごとに「かわいい」と人気を集めている虹一くん(川口和空)とのシーンも用意されているようなので、テレビの前でのんびりしながら楽しみたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)
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