「売れなくて当然……」“老人・健康雑誌化”する週刊誌に名物編集長が喝!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
現代の野球の話。ドラフトで1位指名をされた選手が、期待通りの活躍をすることはなかなかない。
西武に入団した大石達也や日ハムの斎藤佑樹は引退の危機にあるし、ソフトバンクに入団した大場翔太は戦力外通告。
斎藤、大石と同世代の元ヤクルト・増渕竜義(30歳)もその一人。契約金8,000万円、年棒は800万円で、高校生ルーキーとしては異例の開幕ローテーション入りを果たすが、調子を崩して初勝利を挙げたのは10月。
その後は日ハムにトレードされたが15年に戦力外通告を受けた。
なかなか職が見つからず、焼肉屋や運送業をしていたが、今は地元埼玉で子ども向けの野球スクールを運営しているそうだ。
増渕から2年後に、ソフトバンクから1位指名を受けた巽慎吾(31)も、一軍での居場所を見つけられないまま16年のオフに戦力外通告を受けた。
一般の企業に勤めたが、常識不足を痛感する。その会社を辞めた巽は、ゴルフの室内練習場でアルバイトをしながら、次の夢を追っているという。
昨夜、NHKで大谷翔平が語るこの1年という番組を見た。オープン戦では散々だった大谷は、これまでしたことがなかった相手投手や選手たちのデータをとり、それを頭に叩き込んだという。
しかし、大リーガーの変化球についていけず、再び壁に突き当たる。そこで大谷は、変化球についていけるよう、レフト側へ無理なく打つ練習を始める。
力まず、最後まで球を見て、レフト方向へ流すのだ。だが彼のすごいところは、だんだんレフト方向へも飛距離を伸ばせる打ち方を覚えていくのだ。
あれだけの能力と運動神経を持つ大谷が、一度どん底へ落されて頼ったのはイチローだった。
バット一本持ってイチローの家に行ったという。そこでイチローが大谷にいったのは、自分の能力を信じろ、ということだった。
お前はものすごいポテンシャルを持っているのだから、必要なのは、自分を信じることだ。
そのひと言で目が覚めたという。ひじの手術をしたから、来季は投げられないが、打者として研鑽を積んで、再び投げるときには、もう一つ上に行きたいと語っていた。
天才であればこそ、努力することを忘れない。
インタビュアーが、野球漬けの毎日は楽しいか? と聞くと、なぜそんなことを聞くのかと首を傾げ、好きな野球だけができるのだから、こんな幸せなことはない。それでは、野球より楽しいものってあるんですか? そんなことをいっていた。
吉田も根尾も、大谷を見習って、もう一度、最初から始めるつもりでやらないと、プロで生き残るのは難しいと思う。
ポストから。医療は日進月歩らしい。早期発見すれば、よほど悪い部位ではなければ生存率は間違いなく上がる。
それに、最近では、1年後の重病や、進行が速いすい臓がんの変化を察知する超音波内視鏡、心筋梗塞への発展を防ぐ心臓MRIによる狭心症診断、脳梗塞の“種”を見抜く頸動脈MRA&エコー、認知症になる前にMoCA-Jで早期発見、緑内障は3次元OCTの眼底検査で早期に発見することで、失明を防げるという。
人間ドックで一通りやれば大丈夫ではなく、心配な箇所をピンポイントで診てもらうことができ、早期に発見できれば、がんも心配ないという。
それに最近は、保険がきくものが多いから、負担もそう重くない。あと10年で、かなりのがんは克服できるのではないか。ポストの書いている通りなら。
お次は巨人軍の原辰徳新監督の話。巨人軍初の3回目の監督登板となった原だが、投手総合コーチに宮本和知、打撃総合コーチに吉村禎章、内野守備兼打撃コーチに元木大介という「お友だち内閣」では、元巨人軍の名ショートで、西武ライオンズの監督だった廣岡達朗氏のいうように、「野球の勉強もせずにテレビタレントになっている人が選ばれていたから驚きました。(中略)ただ、それによって原監督は来シーズン、苦労することになりますよ。選手を育てるよりも前に、まず、コーチを指導しなければなりませんから」。
その通りだ。以前盛んだった女遊びは、もはや歳だからそう心配しなくてもいいだろうが、若大将から若年寄りになった原が、今の弱体化した巨人を立て直せるとは、とても思えない。
自分の住んでいるタワーマンションで、見ず知らずの女性を強姦して逮捕された、東大経済学部3年の稲井大輝容疑者(24)だが、この男、「日本一チャラい東大生」を売り物にし、YouTubeなどで再生回数100万を超えるものもあったという。
その他、AVや風俗のスカウトをしていた。さらに女子大生とオジサンを会わせる「パパ活斡旋パーティー」を開いていたそうだ。
これが今の東大生か、などとはいうまい。
ところで最近の中央競馬は面白くなってきている。藤田菜七子の活躍だけではなく、アーモンドアイやレイデオロなどのスターホースが出てきたし、ルメールやデムーロなどの外国人騎手の活躍で、レースに緊張感が出てきている。
だが、どうやら緊張感があるのはテレビに映るところだけで、裏に回るととんでもない事件が起きていたと、新潮が報じている。
9月13日の深夜零時半ごろスポーツ報知の競馬記者2人と、東スポの記者1人が、茨城にある「美浦トレセン」の宿泊施設で、女性記者の寝ている部屋をドンドン叩き、「出て来い」「いるんだろ」と怒鳴ったというのである。
腹に据えかねた女性記者は、翌朝帰京して、会社を通じて2紙に抗議したが、なんら動きはなく、女性記者は10月中旬から休養せざるを得なくなってしまったというのだ。
女性記者の診断結果や、その時同じように宿泊していたタレントに迷惑をかけたということで、記者クラブ総会で3名の記者の退会を決めたそうだ。
競馬番組に出ていただけで、ちょっと調子に乗っていたらしい。こうした連中がいると、せっかく盛り上がっている競馬に傷がつく。
たかが競馬、されど競馬。だが、昔は、もっとでたらめな競馬記者がいた。まだ、電車の中で競馬新聞など広げられない頃の話だが。
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