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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『SUITS』大した伏線もなく……

『SUITS/スーツ』視聴率が1ケタ台に突入! 話がややこしいわりには大した伏線もない……

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第4話。「大苦戦!謎だらけの薬害訴訟」

 平均視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。遂に1ケタ台に突入。

 各登場人物のキャラクターや織田裕二の変な役作りにも慣れて、初回から見ている立場からするとじょじょに面白くなってきてはいるのだが……。

 今回は、甲斐正午(織田裕二)と鈴木大輔(中島裕翔)、それぞれが担当する訴訟が同時進行しつつ、さまざまな人間関係が絡んできて……という、やや複雑なストーリー展開だった。

 アメリカのドラマでは、このくらい込み入ったストーリーはよくあるが、「ながら見」の多そうな日本のテレビドラマとしては少々ややこしかったのだろうか?

(前回までのレビューはこちらから)

 

■やり手ババア感に欠ける鈴木保奈美(かわいすぎる!)

 甲斐が担当したのは、難病・関節骨化症の特効薬を開発したナノファーマ社が、その薬の副作用で肝機能障害を起こしたという患者たちから訴えられている案件。

 幸村チカ(鈴木保奈美)から、半ばゴリ押しで押しつけられたのだが、実はナノファーマ社代表の辛島悠紀夫(小市慢太郎)は、20年前に別れたチカの元夫なのだ。

 辛島代表と共同開発者の立花理乃(中原果南)は「レミゼノール」と副作用の因果関係は明らかになっていないと主張するが、被害者の会の弁護士・福原太一(渡辺憲吉)は見舞金として50億円を要求。

 そして、辛島と立花は「レミゼノール」の共同開発者であると同時に、プライベートでもパートナー関係にある。……というか、チカと離婚する前から不倫関係にあったということが判明する。

 元夫&不倫相手を助ける立場となり複雑な面持ちのチカ、そんなチカをなんとなーく気にかけている様子の甲斐。

 四角関係だー! 『東京ラブストーリー』だー! とコーフンしてしまったが、特に色っぽい展開にはならなかった(残念!)。

 不倫の件が公になることをおそれる立花が心を開いていないことが、裁判を進める上で障害となると判断した甲斐は、立花と直接話をするようチカに提案する。

「大昔の話だし~、アナタをどうこう責めるつもりはありませ~ん」

 余裕をかますチカに対し、

「彼がどんな病と戦ってたかすら知らないんじゃ?」

 とマウンティングを取り返す立花。

 元嫁 VS 不倫相手の直接対決は、なかなか緊張感の走るシーンだったが、いかんせん鈴木保奈美の声&演技がかわいすぎる。

 元夫の不倫相手を屈服させてやろうという豪腕ババア感に欠けていた。

「彼、そんなに深刻な病気だったの?」と言っちゃったチカの負けだろう。

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