『獣になれない私たち』新垣結衣のベッドシーンが未遂で終わり視聴者激怒！「いつまで清純派のつもり？」

■「呉羽、あんたもか……」登場人物全員クズ!?

　先週、朱里と京谷と晶の関係を一喝した呉羽。「おかしいよ！」とのセリフを連発し、登場人物の中で唯一、まともだと思ったのもつかの間、なんと、京谷と一夜をともにしてしまうという、なんとも大胆な行動に。そして、その感想を「普通の男だった。あんなの周りによくいる」と晶に直接言ってしまうという……。晶への呉羽なりの忠告の仕方だったのかもしれませんが、ネットではこの行動に「呉羽、あんたもか……」とツッコミの嵐。

　登場人物が、何もいえない女に、元カレに寄生する女、毒舌でクズな男、自分から行動できない男とクズばっかりが集まっている中、唯一、常識ある発言をするのが呉羽だといわれていたんですが、彼女もクズの仲間だったとは……。

　内容といい、登場人物までまったく共感できないところが「面白くない」と言われる要因のひとつなのかもしれませんね。

■ガッキーのベッドシーンが未遂で終了に視聴者激怒！

　京谷に浮気された晶が恒星と寝ようと誘うのですが、これがネットで大不評！　キスするしないと2人が言い合うんですが、結局しないまま。で、今度はベッドの上でキスしそうになるもしないまま。仕舞いには恒星が寝てしまい……といった結果に。

　すごくムーディーな雰囲気の上、松田がまた色っぽくて！　そうなったらもうガッキーのベッドシーンを期待できると思うじゃないですか!?　なのに、何もせず未遂で終わったということで、肩透かしを喰らった視聴者は大激怒。ガッキーに対し、「そろそろ30歳なんだから脱げ！」「かまととぶってんじゃないよ」「清純派気取りもいい加減にしたら？」と辛らつな声が殺到。

　もうガッキーだけが悪者状態でかわいそうすぎる。実際、ここで寝るより、寝ないほうがこの後の2人の関係が発展していくかと思うのですが……。ん～、ネットは厳しいですね！

■『高嶺の花』に続き、話がとっちらかりすぎる水曜10時枠

　前作の『高嶺の花』もそうだったんですが、話をあれやこれやとぶっこみすぎて、何を伝えたいのかわからず。

　例えばですが、今回は京谷の父の介護問題がぶっこまれており、京谷の兄弟と母のやり取りが放送されたんですが、これはまったくメインストーリーと関係がない状態。この話を盛り込みたいなら、京谷もちゃんと家族のやり取りから絡ませないとだめかと思うのですが…。それに、演出にも問題があるような気がしてならない。

　その上、こんだけ不快を散りばめるだけ散りばめて、何がしたいのか。多分晶が爆発したときに爽快さを感じられるように作ろうとしているんでしょうが、不快感だらけで、最後に爽快感なんて感じられないですよ。まあ、ある意味“攻めてる”のかもしれませんが、この攻め方需要ないような気が……。

　脚本を書いている野木亜希子さんの恋愛感覚もどうかと思いますが、スタッフも悪いような気がします。

　以上、4話のレビューでした。

　次回は晶と朱里の直接対決が見られるということで、なんだか、またまたひと波乱ありそう。