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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > フジ月10枠、所を起用も3%台の惨劇

フジ月10“スマスマ枠”は、やはり死に枠!? “売れっ子”所ジョージ起用でも3%台の惨劇!

『新説!所JAPAN』番組公式サイトより

 2016年12月まで、解散したSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』をオンエアしていた、フジテレビ系の“月10”枠で、10月22日にスタートした『新説!所JAPAN』が大変なことになっている。第2回放送(同29日)の視聴率が3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壮絶な爆死を遂げたのだ。

 同日同時間帯では、日本テレビ系で『しゃべくり007』緊急10周年2時間スペシャルがオンエアされ、日本相撲協会から退職した元貴乃花親方が出演し、15.2%の高視聴率をマーク。『所JAPAN』は、この影響を受けたともいえるが、まだ2回目なのに、プライム帯で3%台前半はかなりヤバい数字だ。

『スマスマ』終了後、フジの同枠では昨年1月より、フットボールアワー・後藤輝基、田中みな実アナウンサー、DAIGOの3人がメインキャスターを務めた『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』が放送されたが、禁断の5%割れを連発するなど、低空飛行が続き、1年であえなく打ち切りの憂き目に遭った。

 今年1月からは、山崎育三郎、千鳥、高見侑里アナが司会に起用された『世界の村のどエライさん』が放送開始したが、初回から4.1%と大爆死。第2回で3.3%、第5回で2.1%を記録するなど、『もしズレ』以上の惨敗で、9月10日で終了。実質わずか8カ月で同番組は幕を閉じた。

 その後番組として、今期から同枠はバラエティー番組に引っ張りだこの所の冠番組となった。番組内容は、世界と比べて、非常に個性的な日本の特徴をテーマに、多彩なスペシャリストの解説を交えながら、所が「知っているようで知らない身近な謎」を楽しく解き明かしていく知的バラエティー。29日は、ココリコ・田中直樹、村上佳菜子をゲストに招き、「なぜ日本人は習いごとにハマる? 経済効果3兆円超女子会の謎」がテーマだったが、所の奮闘も報われず、無残に砕け散った。

 ひとつのカギを握る前番組の月9ドラマ『SUITS/スーツ』(織田裕二主演)は初回から、前週の第3話まで2ケタ台をマークしていたが、同日は8.9%まで落ち込み、『所JAPAN』に、“いい流れ”をつくれなかった。

 所はこの10月から、同番組のほか、不定期番組『所&林修のポツンと一軒家』(テレビ朝日系)がレギュラーに昇格し、地上波だけで8本のレギュラーをもつ超売れっ子だ。『ポツンと一軒家』は、これまでの実績がモノをいって、2ケタ台を連発しているが、『所JAPAN』が対照的な惨状となっているのはなんとも皮肉で、まさにフジ月10は“死に枠”といってもよさそう。

 所としては、自身の評価を下げないためにも、なんとか『所JAPAN』の視聴率を上向かせたいところだろうが、その道は相当険しいものになりそうだ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/11/01 16:00
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