トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

細川たかし“暴力団とズブズブ”でも『紅白』復帰はあり得る? NHKの見識は……

細川たかし音楽事務所公式サイトより

 今年も夏の終わり頃から、NHK紅白歌合戦の出場者に関して「●●の内定が決まったらしい」などというウワサがささやかれているが、2016年に自ら紅白を“卒業”した演歌歌手の細川たかしに、同番組スタッフが食指を動かしている、との情報を入手した。

 細川は、デビュー曲「心のこり」の大ヒットでその年の音楽祭の賞を総なめにし、以後、紅白常連歌手となったが、2007年に「円天詐欺事件」への関与が発覚し、紅白の出場を辞退する。組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕された波和二が経営するエル・アンド・ジーの疑似通貨「円天」の広告塔として、約50回にわたってコンサートを開いていたうえ、他の歌手を同社に紹介。彼らの出演料の4割を、紹介料としてピンハネしていた疑惑が浮上したのだ。

 このスキャンダルによって、初出場から32回を数えていた紅白連続出場記録は途絶えてしまうのだが、再起を懸けたはずの翌年、今度は指定暴力団だった六代目山口組系後藤組組長(その後、引退)の“誕生日ゴルフコンペ”に参加していたことが発覚した。

 実は、細川と暴力団の関係は、それ以前からウワサされていた。実際に筆者が取材でつかんだだけでも、東京の花街・向島にある料亭「T」では、暴力団関係者の酒席で歌を披露し、高額な謝礼を受け取っている。さらに、六本木のサパークラブ「S」では、同じ暴力団の組長の誕生日会が開かれた際、他の芸能人と共にお祝いに駆けつけている。

「誕生日会では当然、お祝いに歌を披露するものと思っていたら、細川がそのまま帰ろうとしたんです。それで組長から、“お前は小遣いだけもらって帰るのか?”と怒られたのを記憶してますよ」(同席した関係者)

 当時、あちこちの暴力団と交際していたため、暴力団関係者からも「やくざより節操がない」と言われるほどだったが、その後、“黒い交際”がスキャンダル化したことを機に関係を絶ったという。

 この頃の細川は、独立をめぐって関係が悪化していた前事務所とも和解。09年に3年ぶりの紅白復帰を果たすと、15年まで7年連続で出場していたが、16年、「後輩に譲りたい」と“紅白卒業”を宣言した。

 のちに、独特な髪形から“カツラ疑惑”が浮上するのだが、これをお笑い芸人のレイザーラモンRGがものまね。絶妙な扮装がバカ受けし、お互い再ブレークしている。

 今では細川はバラエティ番組に引っ張りだこ状態だが、それだけに、紅白としても話題づくりとして復帰を望んでいるのだろう。しかし、いくら過去のこととはいえ、暴力団とズブズブだった細川の紅白復帰は、コンプライアンス上、許されるものなのか? だとすれば、筆者はNHKの見識を疑うのだが。

(文=本多圭)

最終更新:2018/11/01 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画