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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国珍スポ界を影で操る謎の集団?
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.25

韓国珍スポ界を影で操る謎の集団がいた? 一世を風靡した「マッチョなキリスト像」跡地でつながる点と点

 キリスト教彫刻公園のある永川(ヨンチョン)市は、ソウルから長距離バスに乗り4時間。そこからキリスト教彫刻公園のある三昌里(サムチャンニ)には、さらに市バスに乗り30分ほどかかるのだが、バスターミナルにある時刻表を見て驚いた。便の削減や路線廃止により、表の至るところが白い紙で覆われているのだ。過疎化が進んでいるのだろう。

 バスの時間まで1時間ほどあったので市内に出てみたが、若い人の姿は圧倒的に少ない。市場で牛頭のクッパを食べてターミナルに戻り、定刻にバスを待つが、部外者にはわからないルールにより、全然違う乗り場から出発してしまったようで、さらに1時間待ってようやくバスに乗り込むことができた。

三昌里の町

 到着した三昌里は、予想通りの牧歌的な町。バス停のある大通りにはいくつか店があるが、筋に入ると店どころか建物の姿すらまばらになり、目の前は畑だらけに。道ですれ違うのは車ではなくトラクターだ。

日本の実家と大差ない風景を進む
キリスト教彫刻公園はここから

 観光客は絶対に訪れなそうな農道をとぼとぼ歩くと、畑の中に十字架を掲げる建物が現れた。ここがキリスト教彫刻公園を所有する教会のようだ。

 しかし、ネットで見た景色とはどこか違う。入り口にずらりと偉人の胸像が並んでいたはずだが、それが見当たらないのだ。

 どうしたものかと思いながら、門をくぐり敷地内に入る。建物の裏手に公園へと続く道を見つけるも、その先にあったのは公園の残骸だった……。

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