誰も観ない作品になるかと思いきや……『けものフレンズ』2期、監督決定で下馬評は一転!
#アニメ #けものフレンズ #KADOKAWA
昨年、ブームをつくり、たつき監督が外される騒動で話題となったテレビアニメ『けものフレンズ』(テレビ東京系)。その2期のキャスト・スタッフが公開され、話題となっている。
『けものフレンズ』第1期の監督を務め、すでにオワコンになりかけていたメディアミックス・プロジェクトをアニメ化し一大ヒット作にした、たつき監督がTwitterに「ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです」と、発言し2期には関わらないことを発表したのは、昨年9月。これは全世界のファンを巻き込む大騒動となり、原作原案者扱いの吉崎観音氏や、KADOKAWAに対する怒りの声も殺到した。
一時は、KADOKAWA代表取締役専務の井上伸一郎氏が調停に入ることを表明するも、それも実を結ばず、たつき監督が外れるという決定が覆ることはなかった。
この一連の騒動は「9.25けもフレ事件」として、日本のアニメの歴史に刻まれることとなってしまった。
そんないわくつきの作品となってしまった『けものフレンズ』。もはや2期をやっても、誰も見向きもしないのではないかと予想されていた。
ところが、今回のキャスト・スタッフの発表で状況が大きく変わっているのである。それは、2期の監督に木村隆一氏がクレジットされていることにある。
「木村監督は、初めてのテレビアニメ監督作である『アイカツ!』(同)が高く評価された人物です。これは、サンライズ制作の子ども向けアニメでしたが、限られた予算の中で“大きなお友達”の視聴にも耐えられるように努力している作品として評価されました。誰が担当しても叩かれそうな『けもフレ2』の監督ですが、この人ならば、騒動をいまだ引きずっているファンも納得する人選といえるでしょう」(制作会社社員)
制作は、これまで「大きなお友達」の好みアニメでの実績の少ないトマソンが担当し、1期とはまったく違う方向性で、新たな作品にしようと試みられているようにも見える『けものフレンズ』2期。木村氏が監督に就任したことは、もくろみ通りうまくいったのか、驚くほどに批判する声は少ない。ただ、1期のメインキャラであった、かばんちゃんが登場しないことだけには、怒りの声も。
それでも、状況は一転し「ひとまず見てみようか」というスタンスへ移行している人が多いのは事実。どんな作品が出来上がるのか、期待は高まっている。
(文=ピーラー・ホラ)
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