オリラジ・中田敦彦の“本当の評価”って……? 吉本「奴隷契約」の救世主だった過去
#お笑い #オリエンタルラジオ #中田敦彦
「良い夫やめた宣言」コラムが賛否両論となっているオリエンタルラジオの中田敦彦。ここ最近は、テレビのレギュラーは減少傾向にある一方で、有料のオンラインサロンを開設するほか、ファッションブランド「幸福洗脳」を立ち上げるなど、活動の幅を広げている。
「音楽ユニット・RADIO FISHの活動も継続中ですし、メディア露出は減っても忙しそうではあります。ここ数年は、コアなファンに向けたビジネスが中心になっていますが」(お笑い事務所関係者)
一般的なお笑い芸人とは少々異なるスタイルを貫いている中田。ネットでは叩かれる機会も少なくないが、同僚の芸人たちからはどう評価されているのだろうか?
「RADIO FISHの『PERFECT HUMAN』がヒットした時に、もうけの大半を吉本に持っていかれてしまったということもあり、もろもろの権利関係を確保すべく、会社を立ち上げたのだとか。それ以降、いろんなビジネスをするようになったみたいです。そういったノウハウを知りたい吉本芸人は多いようで、中田にアドバイスを受けていた先輩芸人が多かったという話も聞きます。当時は、芸人に対する“救世主”のような存在だったようです」(同)
いわば吉本の奴隷となることを拒否し、自分の権利をしっかりと主張している中田に同調する芸人も多かったわけだ。しかし、中田が吉本興業の事実上トップに君臨するダウンタウン・松本人志に対して批判的な発言をしたことで、雲行きは変わったようだ。
「強力すぎる松本がお笑い界の“タブー”となっている現状に一石を投じた、中田と同様の考えを持っていた吉本の中堅芸人も多かったようです。しかし、吉本社内では松本いじりは完全にNGなので、内部での中田に対する風当たりが強くなってしまった。そんな状況で中田を支持するのは自殺行為だと、“中田派”の芸人はどんどん減ることに。まあ、中田ほどの強い信念とロジックを持っていればいいのですが、ほとんどの芸人はなんとなく中田に同調していただけであって、会社に目をつけられてまで戦えるわけもない。結局は、長いものに巻かれるしかないということでしょう」(同)
最近の中田について、とある放送作家はこう話す。
「正直、孤立しているような状態だと思います。ほかの芸人にしてみれば“面倒くさいことに巻き込まれたくない”といった気持ちもあるでしょう。テレビ局サイドとしては、中田が炎上しかねないような発言をするのではないかとの懸念もあるだろうし、レギュラーが減っているのもテレビ局がリスクを回避した結果なのかもしれない。中田の問題提起をきちんと理解できるスタッフがいればいいのですが、テレビ局も余裕がない。トラブルの火種になりかねないということを覚悟したうえで、わざわざ中田を起用するスタッフはいないのでは」
どうやら“厄介者”のレッテルが貼られている中田。その結果、コアなファンに向けたビジネスにシフトしているのだが、むしろこちらのほうが成功しているという側面も。
「自身のブランド『幸福洗脳』のTシャツは約1万円と高価なものですが、かなりの売れ行きだったとラジオ番組『オリエンタルラジオ中田敦彦のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)で発言しています。それがブラフの可能性もありますが、こちらのビジネスで成功しているということをアピールすれば、イメージアップにつながります。今後も、この路線を進んでいくことでしょう」(前出・お笑い事務所関係者)
いわゆる「お笑い芸人」とは異なる方向に突き進んでいる中田。あまりにも独自路線すぎて、これからも孤立は続きそうだ。
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