渡辺雄太“日本人史上2人目”NBAデビューも、楽天・三木谷氏がブレークを阻む!?
#三木谷浩史 #楽天
米バスケットリーグ・NBAのグリズリーズに所属する渡辺雄太が、現地時間27日のサンズ戦に出場。日本選手として、田臥勇太(現・Bリーグ栃木)以来2人目のNBA出場を果たした。バスケットボールは小・中・高校生の部活動の中でも人気が高く、2016年にスタートしたBリーグは先日開幕したばかり。ところが、渡辺フィーバーがどうにも盛り上がらない“大人の事情”が存在するという。
渡辺のNBA出場は、日本のバスケット関係者にとって夢であり、悲願でもあった。スポーツライターが語る。
「日本人にとってNBAは“夢のまた夢”でした。その夢を叶えたのが、能代工業で9冠を達成し、高校時代から超スーパースターだった田臥勇太でしたが、そんな田臥でも、NBA出場は4試合どまり。『田臥でもダメなのか……』と、日本のバスケファンは大きなショックを受けました。NBAは今や全選手の平均身長が2メートルを超えており、高さで劣る日本人では勝負できないという声が根強かったのです。しかし、両親がバスケット選手という渡辺は、高校入学時に身長が190センチあり、現在の身長は206センチ。しかも日本人のビッグマンにありがちな“大きいだけ”の選手ではなく、スピードやテクニックも備えています。グリズリーズは昨シーズンの勝率が2割台で、再建途上のチームですから、渡辺にはまだまだ出場機会があるでしょう」(スポーツライター)
テニス界では全米オープンで大坂なおみが優勝し、にわかに“なおみブーム”が起こったのは記憶に新しいところ。種目も性別もバックグラウンドも全く違うが、渡辺も“最高峰で奮闘するニュースター”として、ブレークできるのか? 週刊誌のスポーツ記者が語る。
「渡辺が日本でブレークするのは、なかなか難しい。なぜなら渡辺のプレーを簡単に見ることができないからです。NBAは長らくNHKが放映権を持ち、リーグ戦やオールスターゲーム、ファイナルなどを中継してきました。さらに毎月1回、リーグ戦ダイジェスト番組も放送してきました。しかし17年からNBAの放映権は楽天が握り、NHK BSの中継は終了。さらに今年からはWOWOWの中継もなくなり、楽天の独占放送になりました。もとからNBAが好きだった人は、どこで放送されようが試合をチェックするでしょうが、それ以外の者が、わざわざNBAを見るために『楽天TV』に加入するのはハードルが高すぎます。楽天が放映権をがっちり握ってしまったことで、にわかファンが飛びつく土壌がなくなりました。楽天の三木谷浩史会長はインタビューで、30年来のNBAファンであると語っていましたが、楽天が独占放送することで裾野が狭まるとは、なんとも皮肉ですね」(スポーツ記者)
もっとも、NBAで活躍すれば年俸は10億円、20億円の世界。渡辺本人にとっては、日本でのブレークなどどうでもいいかも?
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