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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ダイアン、東京進出のきっかけは…
”中堅ネクストブレーク”の大本命

「ここ1~2年が勝負!」ダイアン、東京進出のきっかけは“後輩芸人のギャラ”だった?

写真左から西澤裕介、津田篤宏(撮影=後藤秀二)

 今年4月、芸歴18年目にして念願の東京進出を果たしたダイアン。同期には、キングコングやNON STYLE、南海キャンディーズの山里亮太にウーマンラッシュアワーの村本大輔など、そうそうたるメンバーがいる中、NSC時代から一目置かれる存在だったものの、「絶望的に地味」といわれ、なかなか全国区でブレークしなかった2人。とはいえ、関西での人気は絶大で、ライブチケットは即完売。業界関係者の間では、中堅ネクストブレーク芸人として注目を集める存在だ。

 上京からはや6カ月、2人に近況を聞こうとルミネtheよしもとの楽屋を訪ねると、東京進出の裏には、意外すぎる理由があった――。

***

――先日『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「腐り芸人セラピー」で、「41歳、42歳で東京に出てきてブレークできるのか」という相談をされていましたが、確かに大阪から出てくる芸人さんとしては、かなり年齢が高めだと思います。なぜ、このタイミングだったんでしょうか?

津田 年齢も年齢なんで、一回は勝負したいという気持ちはありましたね。でも、一番のきっかけは、大阪の後輩の芸人とギャラに差がなくて……もうそれが嫌で「東京行こう」ってなりました。

――それは、なぜわかったんですか?

津田 大阪の番組です。「若手のギャラ事情」みたいな企画で、僕らはリアクションする側だったんですけど、「マジか、全然もろてるやん」って。

西澤 1位の子はようテレビ出てる子なんで「まぁ、それくらいやろな」って感じでしたけど、2位の子はテレビで見ぃひんのに「めっちゃもろてるやん」って。めちゃくちゃ劇場出番とか営業とかやってるらしいんですけど。前説しかやってないような子でも、バイトせずに生活していけるレベルくらいはもらってた。

津田 このまま大阪やったら、こんだけやってても給料に差がないんかと思ったら「やってられへん」と、ほんまに思いましたね。

――お2人より少し上の世代だと、フットボールアワーやブラックマヨネーズ、チュートリアルが「M-1グランプリ」で優勝して東京進出しています。お2人も、もともとは「M-1」で優勝したら……と考えていたんでしょうか?

津田 自然と、そうなってたかもしれないですね。

西澤 もう芸歴的にも「M-1」には出られんようになったので、逆にチャンスかな、と。みなさんは優勝して東京に行ったから、違いを出すなら逆に今かなっていうのはありました。

津田 ないやん。何、「逆に今」って? 「M-1」出られんようになって何年たってんねん(笑)。

西澤 大阪時代はチュートさん、ブラマヨさん、フットさんとしのぎ削ってて……。

津田 どこがやねん。何を言ってんねん。のほほんとやってましたよ。

――同期でも、キングコングが、すごい速さでブレークしていきました。その頃は、どういう気持ちで見てたんですか?

西澤 正直、速すぎて、何も思ってなかったです。悔しいとかって感情を持つ前に売れていったんで、なんも思ってなかったですね。それが僕らの特徴かと。

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