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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 現職大臣の“酩酊全裸ピンポン”とは
週刊誌スクープ大賞

片山さつき大臣のあっせん利得疑惑よりヤバい!? 現職大臣の“酩酊全裸ピンポン”って……?

 シリアの過激派組織に拘束されていた安田純平さんが無事帰国した。過酷な状況にもかかわらず、生き抜けたのは、不屈のジャーナリスト魂だったのか。英雄ではないが、すごい人である。まずは、よかった、おめでとうといいたい。

 日本政府は身代金を払った、否、ODAか何かで後払いだと、相変わらずカネの詮索や、自己責任を持ち出しての批判が喧しい。

 挙句は、元どこぞの市長だった男がワイドショーに出て、「危険地域に行って真実を明らかにすることはジャーナリズムとして大切」だが、「それは安全対策をきっちりと行える者がいくべきだ」。エベレストに軽装でいく人間に、プロの登山家は「バカと評するだろう」と、安田氏がきちっとした安全対策を取っていたのか疑問視する発言をしていた。

 紛争地域と登山を同一視する思考にうんざりする。大手メディアが行こうとしない危険な地域を取材するのに「完全な安全対策」などありはしない。それはカネの多い少ないでどうなるということでもない。

 命を賭して潜入するフリージャーナリストの心の葛藤や、恐怖を知ろうともしない、高みの見物客の発言である。

 安田氏は、命を懸けた貴重な体験を書いて、広く世に知らせるべきだと思う。そこからジャーナリストを志す若者たちはもちろん、日本人皆も、政府も学ぶのだ。こういう悲劇が起こらないようにするためには、どうしたらいいのかを。

 片山さつき地方創生担当相は「たった100万円で夜も眠れず」状態だろう。

 案の定、文春は「国税口利き疑惑」の第2弾をやってきた。片山は会見で、文春の記事は事実誤認で、名誉棄損で告訴するといった。

 文春によれば、代理人は弘中惇一郎弁護士で、東京地裁に提出した訴状にはこう書いてあるという。

「南村(博二元私設秘書=筆者注)が原告(片山氏)の私設秘書であったことはない。原告は、秘書として契約したこともなく給与・報酬などを払ったこともなく、原告が指揮・命令する立場にあったことはない」

 だが、文春側は、先週号で片山事務所から「事務所の認識では、南村税理士は平成27年5月に私設秘書を退職しています」という回答をもらっているし、当該の疑惑を取材していた16年7月15日に、南村は文春に対して「片山事務所の南村です」と語っている。その音声も残っていると、片山の主張を一蹴している。

 今回文春は、甘利明経済再生担当相の口利き疑惑のときと同様、あらゆる証拠を集め、口利きを頼んだX氏と片山氏との電話のやりとりの内容を、かなり正確に記録しているようである。

 こうしたことから文春は、片山氏が南村氏に「青色申告についての依頼」「100万円の授受」を指示・意見していたのは明確で、責任は逃れられないとしている。

 さらに、件の高松市在住のX氏が、片山さつきを、あっせん利得処罰法違反容疑で東京地検特捜部に告発状を出したのである。

 野党の追及に、片山氏は「刑事訴追の恐れがある」と答弁を避けるつもりだろうが、癇が強い片山氏がいつまで耐えられるのか、それとも「そんなにいうなら辞めてやる!」とキレて大臣の椅子を放り出すのか、見物である。

 フライデーに、またまた淫行話。ONE OK ROCKというロックバンドがあるそうだ。なんでも年間30万人を動員する世界的なバンドだという。

 そこのドラマーTomoya(31)というのが7年前、ライブの打ち上げのときに来た女子高生を誘って、ホテルでSEXをしたというのである。

 彼女はコトが終わった後、「私は16歳で高校生」だといったが、「ああそうなん」と気にする様子はなかったという。

 それからもSEXをしたが、最中に首を絞めてきたりと、かなりのSらしい。その際、彼女の姿を何度かムービーに撮っていたそうだ。

 誌面にはSEXが終わった後、眠りほうける彼の写真が載っている。だが、突然、彼女と会わなくなった。そして去年、Tomoyaは結婚を発表したため、彼女は、彼とのことを告発しようと思い立ったそうである。

 18歳未満との性行為については、場所が大阪なので、こうした条例はないそうだ。だが、性行為中の動画撮影は児童ポルノ製造罪がある。公訴時効は3年。この動画を不特定多数にばらまいていると懲役5年だそうだ。ともに時効のようだ。

 Tomoyaは、「ずいぶん前の話なので」と逃げたが、所属事務所は、事実関係を確認して、事実であれば許されることではないので、しかるべき対応をさせていただくと、やや厳しい反応だ。

 若者相手の人気商売だから、「淫行ドラマー」などというダーティなイメージがつくと、一気にファンが離れていく。それを心配してのことであろう。Tomoyaには高い代償になるだろう。

 Oricon news(10月26日)によると、「ロックバンド・ONE OK ROCKのドラム・Tomoya(31)が26日、バンド公式サイトを通じて、同日発売の写真週刊誌『FRIDAY』で報じられた“淫行報道”について、お相手の女性をはじめ、メンバーや関係者、そしてファンに向け謝罪コメントを発表した。
バンドサイトは『Tomoyaよりファンの皆様へ』のエントリーで更新され、Tomoyaは『この度はファンの皆様やメンバー、関係者の皆様にご心配やご迷惑をおかけしたこと、また、今回報道にあった彼女に対してお詫び申し上げます』と謝罪。
『7年前の僕はデビューして間もない頃で、ただ勢いよく突っ走ることが自分やバンドのすべてだと思う毎日で、それしか考えていませんでした。社会的なことは何も分かっておらず、未熟な人間だったと反省しております』と伝え『今後はバンドを応援してくれる皆様の期待を裏切る事なく、精進していきますので今後ともよろしくお願いします。Tomoya』と呼びかけた」。

 さて今週の第1位は新潮のこの記事だ。

 積水ハウスから55億円余りをだまし取った「地面師」グループのうち、8人が偽造有印私文書行使などの容疑で逮捕された。

 東京・五反田駅近くの元旅館「海喜館」を舞台にした55億円にも上る詐欺事件だが、この中で重要な役割を担ったカミンスカス(旧姓・小山)操容疑者(58)は、13日にフィリピンへと高跳びしてしまった。テレビや週刊誌は、羽田から便に乗るカミンスカスを映していたのに、警視庁は逮捕できなかったのはどうしてなのだろうか。

 それに、もう一人の主犯級の土井淑雄(63)も逮捕直前に行方をくらましてしまった。

 新潮によれば、彼らが逃げ、警察が大失態をしたわけは、警視庁内に「S」、つまりスパイがいたからだと報じている。

「土井のスマホには捜査二課だけでなく、暴力団事案を担当する組織犯罪対策部に所属する幹部まで11名の刑事の名前とケータイ番号が登録されていた」(新潮)

 土井の側近という人物がこう話している。

「土井と親しかった警察の人間は何人かいるけど、そのひとりが警視庁の『警視X』。そのXが、警視庁で売っている桜田門とかなんとかいう2000円ほどの焼酎を5本くらい持って土井のところへやってくるんだけど、土井はそのお礼っていうか、そもそもの小遣いとして30万とか40万を渡す。土井を逃がしたのもXの情報ではないかと言われるくらいズブズブだった」

 側近によれば、今回の件でカミンスカスが10億円、土井が24億円ほどを手にしたそうだ。

 新潮は、入手した11人の警察官の電話番号にかけてみた。だが、当人たちは「土井とオレが知り合い? 記憶にない」などと、当然ながら全員否定している。

 新潮のいうように、「一面識もない人間の携帯電話番号を登録し続けるだろうか」という疑問は残る。

【巻末付録】

 今週はポストにやる気がない。巻頭で「元東北放送アナ 薄井しお里 やっと脱げたよ」を持ってきたが、あとは「こぼれちゃった! 出口亜梨沙」「乳首、透けちゃった 山崎真美」。ヘア・ヌードはない。これからの興味は、“薄しお”がいつ、ヘア・ヌードを見せてくれるかだな。

 現代は、「慶應大学薬学部の6年生 福井セリナ」「追想カラー! あなたにとってセックス・シンボルは誰ですか?」。袋とじは「60歳からの『愛とSEX』忘れられないエッチの話」。セックス・シンボルね。誰だろう。やっぱり吉永小百合かな。

 というわけで、現代のほうがちょっぴり量的に多いからというだけの理由で、今週は現代の勝ち。
(文=元木昌彦)

最終更新:2018/10/29 21:00
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