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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『SUITS』小手伸也が気持ち悪さ全開

『SUITS/スーツ』第3話 小手伸也が気持ち悪さ全開! ようやく日本版ならではのよさが出てきたか?

■分かりやすい「倍返し」ストーリーでスッキリ

 これまで、アメリカ版のノリのまま、日本人が好きそうな人情エピソードをブチ込んできたりと、どうも見ていて違和感があった本作。

 第3話となりそんなノリにも慣れたのか、それとも今回は改変部分が多くて日本寄りのノリになっていたからなのか、今までで一番楽しんで見ることができた。

 安樂の側に蟹江がついたことで、甲斐との対立関係がより明白となって、先代の意向を無視する安樂を追放するために、新たな社長候補を送りこんだった! ……と思ったら、臨時の取締役会で安樂が社長になっちゃった……かと思ったら!? という「倍返し」の応酬も白熱。

 最終的に、大輔が仲良くなった「BPM」の藤ヶ谷に頼んで「KAMIYA」を丸ごと買収してしまうという大味な幕引きだったが、日本版では藤ヶ谷が「KAMIYA」の時計を愛用しているという伏線が張られていた(アメリカ版ではわりと唐突に買収話が持ち上がる)。

 ふたつのストーリーをひとつにまとめた意味があるってもんだろう。

 今後もこれくらい、日本版ならではのよさが出てくるといいんだけど。

 

■小手伸也が輝きすぎている!

 それにしても、織田裕二をはじめとした主要キャストたちの役作りが、独自路線を行ったもんだか、アメリカ版に寄せたもんだか迷いが見えて中途半端なことになっている中、小手伸也は相変わらずスゴイ。

 格闘技で過剰なボディタッチをし、更衣室では金玉トークをしながらチ○ポを見せつけ、耳の中にまで舌を入れ……。

 アメリカ版のルイス・リットに並ぶどころか、気持ち悪さでは遙かに超えてきた!

 織田裕二のやたらとコクのある演技や、鈴木保奈美の、やり手ながらもかわいらしい署長役も悪くはないのだが、小手と比べるとどうしても見劣りしてしまう。

『東京ラブストーリー』コンビももっと弾けて欲しい! そして中島裕翔、相変わらず暗いよ。ちゃんとご飯食べてるのか!?

(文と絵=北村ヂン)

最終更新:2018/10/29 16:00
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