千鳥・大悟加入で志村けんが覚醒!? フジ深夜のマンネリ“志村枠”に異変!!
#お笑い #志村けん #千鳥 #大悟
志村「お前、本当、辛抱が足らんなあ」
大悟「辛抱足らんことないですよ。僕、我慢強いですよ。だって僕ね、パチンコなんか行ったって借金してでも出るまでやめんし、あと、タバコなんかみんなやめてるでしょ? 一回もやめてないですよ! 酒だって、もうぶっ倒れるまで飲みますから! こんな辛抱強い男います!?」
志村「お前、酒飲むのはいいけどよお、遅刻すんじゃねえよ」
大悟「あんたのせいでしょうが(笑)!」
志村「あんたとか言うな、お前(笑)」
大悟「あんたに近寄るなって会社(吉本)から言われてますよ! 酒が抜けんから(笑)」
フリーターを演じてるはずが「会社」というワードを持ち出し、リアルとコントの境界線を行き来する大悟。こんなふうに、2人の仲睦まじさを暴露のような形で明かされる瞬間の志村は本当にうれしそうだ。オーバーではなく、優香を相手にしていた時に近い域。あの頃のデレデレっぷりに迫るほど、2人はイチャイチャしている。うれしいのだから、台本無視のやりとりは伸びに伸びる。あまりに長いため、初回では大悟が「これ、トークコーナーか(笑)?」とあきれ笑いしたほどである。
トークを不得手としていたはずの志村が、フリートーク的なやりとりなのにちゃんと面白いのもいい。コントというガワになると「コントを演じている」という意識が働き、本人にスイッチを入れさせているのかもしれない。舞台出身の映画俳優がスクリーンの向こう側の観客へ語りかけるアドリブを入れながら役を演じる手法に似ている。まさに、“ゾーン”に入っている印象。大悟がパートナーだと、この手法は完全に功を奏する。正直、今まで大きな注目が集まっているとは言い難かった、志村冠のこの深夜枠。しかし、大悟が加わったことによって確実にケミストリーが生まれた。
思えば、芸能界で最も旬と言っても過言ではない千鳥の大悟がレギュラーに参加したのだ。志村と大悟がいて、しかも深夜の30分枠。ムチャクチャ豪華である。そして、志村も大悟も明らかにノッている。注目に値する番組として生まれ変わった感が間違いなくある。
(文=寺西ジャジューカ)
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