『NHK新人お笑い大賞』を芸歴2年目「Gパンパンダ」が制覇! ナベプロ“賞レース”強さの秘密とは?
#お笑い #ナベプロ
10月21日に行われたNHK新人お笑い大賞で、Gパンパンダが優勝を果たした。Gパンパンダは2017年結成、芸歴わずか2年目の快挙である。名門校として知られる筑波大学附属中高からそろって早稲田大学商学部に進学し卒業した高学歴コンビとしても知られる。彼らの所属はワタナベエンターテインメント(以下、ナベプロ)である。
ナベプロといえば、『キングオブコント2018』(TBS系)で優勝を果たしたハナコ、『ABCお笑いグランプリ』(朝日放送)で優勝したファイヤーサンダーが所属している事務所であり、今年の主要なお笑いコンテストを軒並み制覇している。ナベプロ所属の芸人は、なぜ賞レースに強いのだろうか?
「ナベプロの強みとしては、テレビ局との強いコネクションが上げられるでしょう。同社の会長は、フジテレビで『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』や『笑う犬』シリーズを手がけた名物プロデューサーの吉田正樹氏です。徹底してテレビで受ける笑いを志向しているため、テレビのお笑いコンテストとの相性が良いようです」(放送作家)
ナベプロもほかの事務所同様に、芸人養成所であるワタナベコメディスクールを持っている。ファイヤーサンダーはよしもとクリエイティブ・エージェンシーのNSC大阪校出身だが、ハナコとGパンパンダはコメディスクール出身だ。
「ワタナベコメディスクールは、ほかの事務所の養成所に比べて学費が高めです。フルタイムで通うコースの場合、年間の学費は約130万円であり、大学や専門学校に通うくらいの金額がかかります。学費の減額や免除が受けられる特待生制度もありますが、基本的には高額な学費を支払うことでお笑い芸人になる覚悟を試しているといえます。その分、本気度の高い人間が集まってくるのではないでしょうか」(同)
芸能界において最も重要な評価軸である「結果を残す」ナベプロからは、これからも驚異の新人が現れそうだ。
(文=平田宏利)
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