『忘却のサチコ』高畑充希が本気ミュージカル! 今までにない“飯テロドラマ”を開拓中!?
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高畑充希演じる堅物OL・佐々木幸子が、結婚式当日に失踪した新郎(俊吾さん=早乙女太一)のことを忘れるためグルメ道に突き進むテレビ東京系・飯テロコメディ『忘却のサチコ』第2歩(第2話)。深夜ながら2.0%(初回)→2.7%(今回)と悪くない視聴率を推移(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
今回登場したのは、あの有名店のおにぎりなのだが、料理そのもの以上に、単なる飯テロドラマとは一線を画す演出が話題となった。振り返ります。
(前回までのレビューはこちらから)
■謎のラノベ作家
「月刊文芸誌きらら」で働く編集員・幸子は今回、文芸誌に風穴をあけるため人気ラノベ(ライトノベル)作家のジーニアス黒田先生に執筆を依頼しようと目論む。が、どうやらジーニアス先生はなかなかめんどくさい性格のようで、訪ねていっても家から出てこないし電話にも出ない、社内のラノベ担当編集員も顔を知らないほどだという。幸子が送った丁重なメールに対しても「は?初見さん帰ってよし(笑)wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」との返信が(しかし返信は秒速で返ってくる)。
劇中ではこれを「中二病」と表現していたが、中2というか内弁慶な古いタイプの2ちゃんねらーな様子。
それでもめげずにジーニアス先生の住むアパートへと直談判するため突撃した幸子は、宅配便の配達員に変装してドアベルを鳴らす。しかしインターホンカメラで一瞬にして見破られ、撃沈。ポロシャツにダンボールを抱えたまではよかったが、被ったキャップに手書きで「宅配」と書いた布を安全ピンで留めているのだから仕方ない。まっすぐが故に抜けている幸子ならではなミスも原作通り。
その後も、自分のラノベがアニメ化された際の美少女キャラのコスプレ(猫耳)をしてくるように幸子に要求、そのまま住宅地の真ん中で放置するジーニアスもひどいが、それに従い2時間もコスプレのまま炎天下でちゃんと待機する幸子もすごい。
その後「猫のカッコをしたストーカーがいる」と通報され警察に連行された幸子(お咎めなし)は秘策を思いつく。
■果たしておにぎりは「匂う」のか?
それは「美味しそうな匂いで誘い出し、開かずの玄関を開けさせる」というサチコ版「天の岩戸」作戦。そこで選ばれたメニューがうなぎやカレーならわかるが、おにぎりというのが凄い。これも原作通り。
だが、まんまと好物のおにぎりの匂いを判別し、ドアを開けてしまう麻薬犬のような嗅覚のジーニアス先生。
原作では有名店で購入したあつあつおにぎりと味噌汁の匂いのみでおびき出すのだが、今回のドラマでは、購入したおにぎりとは別に、七輪でシャケとタラコを焼き、匂いを強化(食べたのは店で購入したおにぎりのみで、焼いてたのはあくまで匂い発生用)。うまくいったからよかったものの、他人のアパートの通路で火を焚くってなかなか凄い。
ちなみにこの有名店、原作では「ごんべ」となっていたが、大塚の有名店「ぼんご」がモデルであるのは画などからも明らかで、今回のドラマではしっかりと「ぼんご」となっていた。
そして勝手に俊吾さんの顔で素顔を想像していた幸子の前に現れたのは、イメージとはだいぶ違うもっさりロン毛の池田鉄洋。わからない人はロン毛のきたろうを想像して欲しい。
しかし今回のドラマで凄いのはここから。
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