有働由美子の新生『news zero』不調極まる……「報道向きでない」能力のなさが明らかに
#アナウンサー #日本テレビ #有働由美子 #news zero
10月からスタートした新生『news zero』(日本テレビ系)が不振を極め、視聴者に不評を買っている。
地味な村尾信尚キャスターを9月いっぱいで降板させ、“元NHKのエース”有働由美子アナウンサーをメインキャスターに据え、同局としては当然視聴率アップを図ったはずだが、完全な期待外れに終わっている。
初日(1日)は10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2日目(2日)は10.4%と2日連続で2ケタに乗せたものの、よかったのは、この2日のみ。3日目(3日)で7.9%と急降下すると、その後は低調な数字が続き、10日目(12日)には4.6%まで転落してしまった。
ここまでの傾向は、嵐・櫻井翔が登場する月曜、および火曜はまずまずだが、水曜以降は右肩下がりの状況。月曜から水曜まで、乃木坂46のメンバーだった新人アナ・市來玲奈がカルチャー&天気担当で出演しているが、彼女が出ない木・金曜は極端に数字が低く、その出演曜日と視聴率が無関係ではなさそうだが、“新人頼み”ではあまりにも情けない限り。
リニューアルから約4週間が経過し、ハッキリしたことは、有働アナはとても“報道向き”ではない点だ。かつて、有働アナは『NHKニュースおはよう日本』や『NHKニュース10』を担当してはいるが、報道キャスターを務めるのは実に12年半ぶり。人気を博したのは、『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』時代や、朝の情報番組『あさイチ』時代で、決して報道で評価されたわけではなかった。
「言葉遣いや進行の仕方は、明らかにに情報番組のノリ。“お堅い”はずの報道番組でありながら、スポーツ担当の山本紘之アナを、『ヒロくん』と呼ぶなんて論外。とちったり、言葉に詰まることも多く、報道でのブランクは大きいですね。『あさイチ』時代は定番だった“ドラマ受け”発言をしてみたりで、迷走も目立っています。本来なら、その日の社会、事件、政治などのニュースを中心に構成すべきなのに、肝心な部分が薄く、出来事を深く掘り下げることもほとんどない。もともと『zero』はカルチャーに割く時間が長かったのですが、有働体制になって、その傾向が顕著になり、“報道”を見たい視聴者は早々に脱落している状態。それが視聴率低迷に明確に出てしまっているのでしょうね」(テレビ誌関係者)
危機感を感じた同局では、ここに来て、いわゆる“ニュース”に時間を割くようになってきたが、“時すでに遅し”といった感は否めず。といっても、ニュースに関しては、有働アナはただ進行しているだけで、自身の意見を述べるわけではなく、その存在意義はどんどん薄れていってしまっている。
オリコンスタイルが調査する「好きな女性アナウンサーランキング」では毎回上位に名を連ね、担当していた『あさイチ』は常時10%を超える人気番組だっただけに、同局は、その“人気”にあやかりたくて、有働アナを『zero』に起用したわけだが、現状ではまるで、成果を得られていない。ただ、有働アナには高額ギャラに見合うだけの利用価値がないのかというと、決してそうともいえないようだ。
「有働アナは8年間も朝の情報番組の司会を務めていて、主婦層に絶対的な支持を得ていたのです。深夜の報道番組では、主たる視聴者は男性で、視聴者層が大きく変わりますから、その人気が生かせていません。本人はNHK退局後、“ジャーナリスト”を標榜していましたが、彼女に向いているのは報道ではなく情報番組とハッキリしたんじゃないでしょうか。こうなったら、有働アナを生かすためにも、『zero』から、朝の情報番組に配置転換することも一考すべきでは?」(テレビ関係者)
そうはいっても、さすがに今すぐでは有働アナのプライドが許さないだろう。1年後くらいに、朝の情報番組に“異動”させるのもひとつの手。さすがに『スッキリ』は、古巣の『あさイチ』の真裏になるだけに、本人も抵抗感があるだろう。だったら、10月から放送開始したものの、視聴率が2、3%台に低迷している10~11時台の『バゲット』枠の立て直しなら、適任だと思われるが、いかがだろうか?
(文=田中七男)
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